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【2024年】クロスバイク初心者!失敗しないクロスバイクの選び方。自転車屋がおすすめするクロスバイク8選

クロスバイクと一言で言っても、かなり幅と数が広い自転車のカテゴリ―・・・

価格、デザイン、ブランド・・・見た感じも何かちょっと違う・・・

詳しい友人にアドバイスをもらったけど「クロスバイクなんて結局どれも一緒」と言われたとお話を聞いたことがあります。

当店では、長年クロスバイクを販売してきましたが、正直なところ「どれも一緒」と感じている方は意外と多いと思います。私自身もしっかりと乗り味を確認しなければ違いに気づかないケースも多々あります。

しかしながら、各メーカーが"限られた予算"で、自分たちが思う一番良いクロスバイクを作ってくれ・・・

そして、初めてのクロスバイクを楽しみにされている方に「どれも一緒だし、何でも良いじゃん」はちょっと寂しいですよね!!

自転車店スタッフの私たちとしても、出来るのであれば拘って選んで欲しいです!!

今回は、私が自分のクロスバイクを買うならどういったポイントを押さえて選んでいるかをご紹介したいと思います!!

 

- 目 次 -
  1. 「クロスバイクとは」
  2. 「過不足の無いスペック選びについて」
  3. 「押さえておくポイント」
  4. 「おすすめクロスバイク(リムブレーキ)」
  5. 「おすすめクロスバイク(ディスクブレーキ)」
  6. 「まとめ」

 


クロスバイクとは

クロスバイクは、スポーツ自転車の中で最も街中用途に適したモデル。

初心者用クロスバイクの選び方

ロードバイクとMTB(マウンテンバイク)の良いところ取り(性能がクロス)した車種になりますね。

ロードバイクのメリットは、舗装路を速く長時間走れる所。逆にデメリットでは砂利道や砂地といった河川敷等では、かなり走行しにくい。

MTBは、ロードバイクとは逆に未舗装路も走れる太いタイヤが特徴。車体によってはサスペンションもついており乗り心地は抜群!とはいえ、舗装路でスピードを出すというのが苦手な車種になります。

その間となるクロスバイクは、ロードバイクよりも悪路を走行でき、MTBよりも舗装路走行が得意。裏を返せばロードバイクより遅く、MTBより悪路が不得意。

そう言った意味で、通勤・通学や街乗りに適しており、スポーツ自転車初心者が一番はじめやすいモデルと言えます。


過不足の無いスペックを!

まず始めに価格のお話になりますが、「安物買いの銭失い」でも「オーバースペック」でも乗られている人が満足しているのであれば、それが正解だったと言えます。

とは言え、購入前から自分が満足いくものを見つけるのは難しく、だからといって自分が必要とするスペックとその相場を調べたいが、「まとめ記事」や「ネットショップ」ではそれを知ることが出来ない・・・

 

 

●自分の必要とするスペックとその相場とは?

「ママチャリの代用品として」・・・普段ママチャリでも十分なスペックと思っており、クロスバイクのデザインが好きだ!(相場3万円前後)

ママチャリ代用系クロスバイク

価格とデザインで選んでもOK!粗悪品で無い限りは、多くのネットショップでも必要十分なスペックが販売されており、私の調べた限りでは問題ないと思います!ただ・・・ネットショップで購入される際は自転車の組付がされていない場合も多いのでご注意を!!

 

「通勤・通学の片道5km~10kmをお買い得に快適にしたい」・・・ママチャリではちょっとしんどい・・・もうちょっと快適に出来れば・・・(相場~5万円以下)

通勤通学のみ用クロスバイク

個人的には、このクラスを探すのが一番難しいと思っています・・・というのも最近では無名メーカーでも"ちゃんとしたクロスバイク"をお買い得価格設定なモデルを販売していたりします。その為"ちゃんとしたクロスバイク"を見極める為に専門的な知識が必要となってきます。

あえて言えば「後ろ変速8速以上」は最低限押さえたいところ・・・というのも、ネットショップでよく「シマノ製採用」なんて書かれていますが、ママチャリでもシマノ製を採用しているんですよね・・・むしろシマノ製以外の変速機の方が珍しいです。その中「6速は軽快車」「7速は軽快車用とスポーツ用」「8速はスポーツ用」とシマノは商品開発をしており、8速は安牌ラインって感じです。そして、8速を採用するという事は、ある程度知識のあるユーザーをターゲットにしているメーカーという期待値になりますね。絶対とは言えませんが、ある程度絞り込みが出来るのではないでしょうか。

 

「通勤・通学の片道5km~10kmをより快適にしたい」・・・折角クロスバイクに乗るのだから、通勤・通学も楽しみたい!(相場5万円以上)

ちゃんと走りたい人用クロスバイク

GIANT、KhodaaBloom、GIOS、MARIN、BRIDGESTONE・・・等有名メーカーであれば大抵OK!もちろんメーカー差によるコスパやコンセプトの違いはありますが、日常クロスバイクとして十分な性能を楽しめると思います!

 

「普段のスポーツとしてクロスバイクに乗りたい」・・・通勤・通学以外にも休日サイクリングなど運動不足解消に向けて欲しい!(相場8万円以上)

スポーツとしてクロスバイクを楽しみたい人用

このクラスになると、万能型ではなく専門型が多くなってきます!しっかりと自分が欲しい用途とあっているかを調べて選んでいただく方が良いですね!

 

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購入検討で押さえておくべきポイント

●フレーム素材

自転車のフレーム素材には多くの種類の素材があります。
「スチール」「クロモリ」「アルミ」「カーボン」「チタン」・・・等

鉄フレームのママチャリ

スチール
安価なママチャリなどに採用された素材

クロモリフレームのクロスバイク

クロモリ
スチールと判断がしにくいが、スチールよりも耐久性、軽量性に優れた素材

アルミフレームのクロスバイク

アルミ
クロスバイクに最も採用されている素材。軽量で安価

※クロスバイクで「カーボン」「チタン」が採用されているケースは少ない高級素材
※それぞれの素材の中でもグレードがあります。興味のある方は是非調べてみてください!

クロスバイクでは「クロモリ」か「アルミ」素材をがポピュラーと言えます。「クロモリ」の方が耐久性があり振動吸収性に優れている為、のんびりと乗りたい方や積載量の多い方におすすめ。
「アルミ」はクロモリよりも軽量でキビキビと走れる素材。舗装路を快速に走りたい方におすすめ。

 

●車体重量

クロスバイクの平均重量について

軽量が全てとは言いませんが、軽量に越したことはないですね。
ママチャリが20kg前後、高級ロードバイクになれば8kg以下。クロスバイクであれば10kg~14kgの間といった感じです。最近では油圧ディスクブレーキが採用されたクロスバイクもあり若干重量は増しており、スペックにもよります。

 

≪軽量 クロスバイク 8kg 以下≫を目指すなら・・・

因みにですが、クロスバイクで8kg以下を目指そうと思うとちょっと大変かもしれませんね。

軽量クロスバイクと言えば「Khodaabloom RAIL 700 Super Light」だと思いますが、純正車体重量8.7kgで「同価格帯最軽量モデル」と言われています。

8kg以下にしようと思うと、これにコクピット(ハンドル、サドル、シートポスト)とホイールをカスタムすれば何とか・・・ロードバイクを買っちゃう方が手軽でお買い得って感じがします💦

 

●スペック

クロスバイクに求められるスペックとは?

上記では「最低限8速は欲しい」と言いましたが、これは性能として欲しいのではなく、「8速を採用していれば安心できるクロスバイクの可能性が高まる」となります。

自転車選びの中でスペックが重要な場合もありますが、初めてのクロスバイクであった場合は神経質になり過ぎる必要はありません。

ただしブレーキ性能には注意いただける方がおすすめです。クロスバイクはママチャリよりもスピードが出やすいモデルの為、ブレーキ性能は大切です。

クロスバイクではリムブレーキ(Vブレーキ)が最もポピュラーですが、最近では油圧ディスクブレーキが採用されたモデルも多く、制動力に優れているのでおすすです!

 

 

●サイズ選び

自転車のフレームジオメトリーについて

クロスバイクは、ママチャリと違い「タイヤサイズ」ではなく「フレームサイズ」で適正サイズを測ります。そして、靴のサイズをあわせるのと同じ様に「少し大きい/小さい」でも走行は出来ますが、激しいスポーツには向きません。

身長/手足の長さ/柔軟性/体幹・・・など細かくいうと難しくなりますが、ギリギリのサイズを選ぶよりかは後で調整しやすいサイズが理想◎

また、スポーツ自転車はフィッティング(ポジション)によって大きくパフォーマンスが変化します。フィッティングについて詳しくはお近くの専門店に尋ねてみてください!

 

●別途購入が必要な物

ママチャリの様に「ライト」「カギ」「スタンド」「泥除け」「カゴ」はクロスバイクには標準装備されていない場合が多いです。

また、クロスバイクのタイヤに空気を入れる「バルブ口」はママチャリ(英式)とは違い「フレンチバルブ(仏式)」が採用されているのが殆どです。

 

タイヤの空気入れバルブ形状について

その為、空気入れポンプなども必要な場合もあります。

 
\クロスバイクと一緒に購入したい物/
自転車用ライト

ライト
夜間走行でのフロントライトは必須!
なるべく明るいライトが理想。電池式と充電式があるので用途に合わせて選びましょう。
リアライトについては、車体にリフレクターが付いていれば道交法的には問題ありません。ただし車道を走る為、ドライバーへの配慮としてあった方が安心です。

▶eirinオンラインストアでライトをチェック!

自転車用のカギ

カギ
盗難防止に必須アイテム。
セキリュティ能力に応じて価格と重量が増します・・・
用途に合ったカギを選びましょう!

▶eirinオンラインストアでカギをチェック!

自転車用のスタンド

スタンド
駐輪の際に重宝◎
車種によってスタンドの規格が違います。ご購入際にはご注意ください。

▶eirinオンラインストアでスタンドをチェック!

自転車用の泥除けフェンダー

泥除け(フェンダー)
雨上がり時などで、タイヤが地面の雨水を巻き上げちゃう事も・・・あると便利アイテム!
簡易的な物からしっかりと固定出来るもの等種類も豊富!
※取り付けが出来ない場合や加工が必要な場合もあります。ご購入の際にはご注意ください。

▶eirinオンラインストアで泥除けをチェック!

自転車用の荷台

カゴ(バスケット)、キャリア、ラック・・・等
クロスバイクは基本的に積載能力が皆無!
日常で使っていく上で積載が出来る方が便利ですね。
※車種によっては取り付けが出来ない場合があります。ご購入の際にはご注意ください。

▶eirinオンラインストアでカゴ/キャリア/ラックをチェック!

 

クロスバイクカスタム

 クロスバイクって乗るだけじゃなくて、自分のライフスタイルにあわせてカスタム出来るって言うのも面白い理由だと思います!是非ご検討を!

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当店おすすめクロスバイク(リムブレーキ)

2024.BRIDGESTONE XB1(ブリヂストン/XB1)

BRIDGESTONE XB1

【メーカー希望小売価格】¥72,000(税込)
【変速数】3×8SPEED
【サイズ(適応身長)】390(138-151cm)、440(149-163cm)、490(161-175cm)、540(173-187cm)
【車体重量】11.9kg(490)
【カラーラインナップ(全6色)】M.Xグラナイトブラック、P.Xスノーホワイト、F.XOブルー、P.Xマジックブルー 、E.Xネオンオレンジ、E.Xシチリアブルー

\ おすすめポイント/

「カギ」「ライト」「スタンド」「盗難補償」が標準装備されたコストパフォーマンスに優れたモデル!BRIDGESTONEらしい耐久性に優れた有能モデル!

 

2024.KhodaaBloom RAIL ACTIVE(コーダーブルーム/レイルアクティブ)

KhodaaBloom RAIL ACTIVE

【メーカー希望小売価格】¥69,960(税込)
【変速数】2×8SPEED
【サイズ(適応身長)】400(155-170cm)、440(165-180cm)、480(170-190cm)
【車体重量】9.9kg(480 付属品除く)
【カラーラインナップ(全4色)※通常カラー】ソリッドグレー、ダークブルー、ネオンイエロー、マットブラック

\ おすすめポイント/

「カギ」「ライト」「スタンド」が標準装備とコスパに優れ、更に同価格帯クロスバイクとしてはトップクラスの軽量モデル!

 

2024.GIOS MISTRAL(ジオス/ミストラル)

GIOS MISTRAL

【メーカー希望小売価格】¥69,300(税込)
【変速数】3×8SPEED
【サイズ(適応身長)】400(150-160cm)、430(155-170cm)、480(165-180cm)、520(175-185cm)
【車体重量】10.8kg
【カラーラインナップ(全4色)】GIOS BLUE、BLACK、GRAY、WHITE

\ おすすめポイント/

実は自転車店スタッフが一番安心して販売できるクロスバイク!ほとんどのパーツ構成にShimano社製が採用され、製品としてクオリティの高いモデル!

 

2024.GIANT ESCAPE R3(ジャイアント/エスケープR3)

GIANT ESCAPE R3

【メーカー希望小売価格】¥66,000(税込)
【サイズ(適応身長)】365(140-160cm)、430(155-170cm)、465(160-175cm)、500(170-185cm)
【車体重量】11.1kg(S)
【カラー(全5色)】ブルー、レッド、ダークグリーン、マットメタリックブラック、ホワイト

\ おすすめポイント/

クロスバイクの代名詞と言われる「エスケープR3」。価格と性能のバランスが取れたモデル◎

※GIANTは通信販売できません。ご検討の方はお近くのGIANT取り扱い店にお問い合わせください。

 

2024.LOUIS GARNEAU SETTER 8.0(ルイガノ/セッター8.0)

LOUIS GARNEAU SETTER 8.0

【メーカー希望小売価格】¥63,800(税込)
【変速数】3×8SPEED

【サイズ(適応身長)】370(140-155cm)、420(150-170cm)、470(160-180cm)、520(170-190cm)
【車体重量】12.1kg(S)
【カラー(全5色)】LG WHITE、LG BLACK、LG NAVY、MATTE INDIGO、MATTE CACTUS

\ おすすめポイント/

2024年1月より価格改正がされお買い得になったモデル!純正でカラータイヤをチョイスした可愛らしいクロスバイク!ただし車重心が高めの設計なのでちょっと注意が必要。

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当店おすすめクロスバイク(ディスクブレーキ)

2024.ANCHOR RL1(アンカー/RL1 油圧式)

ANCHOR RL1

【メーカー希望小売価格】¥80,000(税込)
【変速数】3×8SPEED
【車体重量】11.7g
【サイズ(適応身長)】420(145-162cm)、470(160-175cm)、520(173-190cm)
【カラー(全4色)】フォレストカーキ、オーシャンネイビー、ミッドナイトブラック、ヘイズホワイト

\ おすすめポイント/

「カギ」「ライト」「スタンド」「盗難補償」が標準装備と油圧ディスクブレーキ採用クロスバイクの中ではトップクラスにコスパが優れ、性能/品質ともに安心のクロスバイク

 

2024.KhodaaBloom RAIL DISC(コーダーブルーム/レイルディスク)

 

KhodaaBloom RAIL DISC

【メーカー希望小売価格】¥79,200(税込)
【変速数】2×8SPEED
【車体重量】10.5g(480mm)
【サイズ(適応身長)】400(155-170cm)、440(165-180cm)、480(170-190cm)
【カラー(全4色)】マットダークブルー、マットダークグリーン、マットソリッドグレー、マットブラック

\ おすすめポイント/

「カギ」「ライト」「スタンド」が標準装備!パーツ構成も申し分なく、更には同価格帯トップクラスの軽量クロスバイク!油圧ディスクブレーキ採用クロスバイクでは一押しです!

 

2024.LOUIS GARNEAU SETTER 9.0 DISC(ルイガノ/セッター9.0ディスク)

LOUIS GARNEAU SETTER 9.0 DISC

【メーカー希望小売価格】¥74,800(税込)
【変速数】3×8SPEED
【車体重量】11.7g(420mm)
【サイズ(適応身長)】370(140-155cm)、420(150-170cm)、470(160-180cm)、520(170-190cm)
【カラー(全4色)】LG WHITE、MATTE LG BLACK、SKY BLUE、MATTE LG LIME

\ おすすめポイント/

SETTE8.0同様に2024年1月に価格改正されお買い得になりました!パーツ構成にはSHIMANO社製を多く採用しコストパフォーマンスはかなり優秀!ただし車重心が高い設計になっているのでちょっと注意が必要。

 

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クロスバイク選び方のまとめ

過不足の無いスペックの選び方を知る!
押さえておきたいポイント「フレーム素材」「車体重量」「スペック」「適正サイズ」「一緒に買う必要がある物」

クロスバイク走行イメージ

クロスバイクを詳細にご紹介すると「クロスバイクなんてどれも一緒」というコメントを頂く事があります。

単に移動手段としてだけであれば、それで良いのだと思います。

ただ長年クロスバイクを販売し続ける私たちは「クロスバイクにもこだわりを!」と・・・

クロスバイクは、移動手段としてだけではなくアクティビティライドの入門モデル!

性能、価格、デザインと多様化する中で自分に合った一台をしっかりとご検討頂きたいと思います!!

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おまけ

本記事を最後まで読んでくださりありがとうございます!!追記で、今期一番お買い得なクロスバイクをご紹介!!

ドイツを拠点とする自転車ブランド「CENTURION(センチュリオン)」のクロスライン30Rシリーズがかなりお買い得に価格改正がされました!!

CENTURIONは、日本であまり耳にする事が無いブランドですが、エイリンでは意外と昔から取り扱いのある信頼のブランドです!

元々MTBを得意とするブランド。今の本国ではE-BIKEに力を入れていますね!日本では、まだまだE-BIKE人気は少なく・・・その為に耳する機会が減ったって感じですねー。本国ドイツでは人気ブランドの一つなので安心していただけると思います!

そして、そのクロスバイクがかなりお買い得価格へと変貌。ポピュラーなクロスバイクよりは変速数が少ない(3×7speed仕様)ですが、SHIMANO社製パーツを多く取り入れ、品質高いフレーム、サイドスタンドが標準装備!コスパはトップクラスだと思います!



新着商品

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