昨今の物価高騰から日常からサイクリングで人気だったクロスバイクも価格が上がってしまっており、購入を渋っている方も多いかと思います。
その中、コロナウイルス感染拡大前よりじわじわと人気を集めてきている「Khodaabloom(コーダーブルーム)」のド定番クロスバイク「RAILシリーズ」
人気となったポイントは、ユーザーになるべく「物価の影響を感じさせない様に配慮された価格設定」に加え、「日本人の為のクロスバイク」をテーマにパーツ構成やフレーム設計に拘ったコストパフォーマンスに優れた製品である事ですね!!
当店でもKhodaabloomのRAILシリーズは、長年の定番ラインナップとして販売し続けている事や、YouTubeチャンネルでも何度も紹介した程、信頼あるクロスバイクの一つです!
さて、今回はそんな人気のクロスバイク「RAILシリーズ」ですが、皆さんもご存知の通りバリエーションが物凄く多いシリーズになっています。
「違いが解らない」という方も多いかと思いますので、改めてRAILシリーズのおすすめポイントや車種による違いを紹介したいと思います!!
コーダーブルーム クロスバイク "RAIL(レイル)" とは
RAIL DISC GRX(定番モデル) |
RAIL DISC EX LMITED(限定モデル) |
RAIL DISC EX(定番モデル) |
RAIL DISC(定番モデル) |
RAIL DISC 2023モデル(限定モデル) |
RAIL 700 Super Light(定番モデル) |
RAIL 700 Light(定番モデル) |
RAIL ACTIVE(定番モデル) |
RAIL 700A splash(限定モデル) |
RAIL ST(定番モデル) |
RAIL sakura(限定モデル) |
RAIL 20(定番モデル) |
現在(2024.04)メーカー公式サイト上にラインナップされているRAILシリーズは全12モデル(定番モデル8車種、限定モデル4車種)とかなりボリューミー。
●RAILシリーズの共通点
①:フレーム重量
ディスクブレーキ用、リムブレーキ用、ミニベロ用と若干形は違いますが、シリーズ共通で重量剛性比のバランスに長けたトリプルバテッド成型のKhodaabloom独自アルミ「EAST L」が採用。
クロスバイクのVブレーキ用フレームで1350gは、もはやアルミロードバイク並みの軽量と言えます!
- そして、スムースウェルディング加工(溶接部を手作業で研磨)が施され、見た目の美しさに加え耐久性の向上が期待できます。
また、ジオメトリーでもKhodaabloomが考える「日本人が日本を走るのに最も適した設計」が詰まっています!
単にクロスバイクと言っても、それぞれに走行性能の"味付け"が違っており、アメリカのメーカーは「広大な平地に適した設計」な物が多かったりします。
対して、日本では「街中のストップ&ゴー」「急な坂道」と高速巡行する機会が少ないし、突如として坂道が出現したり・・・だけど大抵アスファルト舗装がしっかりとされている等。日本特有の道路事情がありますね。
そういった環境に配慮し設計されたフレームと言えます!!
●実際の乗り心地は・・・?
ポピュラーなモデルと比較して、ホイールベースを長めにとっていて直進安定性に長けた仕様。加え軽量性としなやかさに配慮された乗り味が魅力的◎
ただし、「軽量性としなやかさ」でのデメリットもあり・・・ペダルを踏み込んだ時の力を推進力に転換させることはちょっと苦手。
ガシガシ踏み込むような乗り方よりも、持ち前の軽量性を活かして、ペダルをクルクル回しながら快適なライドが良い感じ◎
▶2024.Khodaabloom RAIL DISC詳細記事はコチラ
●コストパフォーマンスについて
そして、Khodaabloom社のラインナップの殆どはユーザーライクな価格設定というのも魅力的。同クラス帯モデルとしては、パーツ構成がしっかりとしながらも割安な設定◎
そして、コストパフォーマンスを後押しする付属品の豊富さも嬉しいポイント。
RAILシリーズの全てのモデルに「フロントライト」「サイドスタンド」「ベル」「ペダル」「リフレクター」が標準装備◎
特に「フロントライト」や「サイドスタンド」が標準装備というのは、同クラス帯クロスバイク(ミニベロ)では嬉しいですね!!
また、サイドスタンドが標準装備となっていますが、全モデル共通でセンタースタンド台座が配置されているので、後々のカスタムも可能◎
●RAILシリーズの違いについて
限定モデルは今回割愛させていただきますが、通常ラインナップでは上記画像の様なカテゴリ別けがされています。
●車種選びのポイント
①:「クロスバイク」か「ミニベロ」と分かりやすい選択肢からスタート。
ミニベロは「RAIL 20」のみとなりますが、クロスバイクでは選択肢が多くなっていて、ここが多くの方にとっての悩みポイントになっていると思います!
その為、選びやすいポイントから絞っていくのが解りやすくて良いですね。
②:「油圧ディスクブレーキ」か「Vブレーキ」を選択。
昨今では、街中用のクロスバイクでも「油圧ディスクブレーキ」が採用されたモデルが豊富になっていますね!!
油圧ディスクブレーキは、軽い力でブレーキコントロールが出来る事と悪天候でもしっかりと制動力をキープしてくれる点がメリットとしてあげられます。加え、Vブレーキと比較して消耗品の交換頻度が少ない点も嬉しいポイントになりますね。
一回でのメンテナンス費はVブレーキの方が安価にはなりますが、頻度を下げられる事で、Vブレーキよりも大きくコストが掛かってくるという事は無いですね。
ただし、Vブレーキの構造は至ってシンプルな物になっている点で、少し勉強をすれば自分でメンテナンスが出来る反面で、油圧ディスクブレーキは専用工具等も必要となるので中々自分でメンテナンスをするのはハードルが高いですね。また、油圧ディスクブレーキが採用されたモデルは、イニシャルコストが高くなるのもデメリットの一つとも言えます。
そう言った点で「油圧ディスクブレーキモデル」「Vブレーキモデル」のどちらを選択するか検討するポイントになります!!
③:グレード(パーツ構成)の違いで選ぶ
一番難しいポイントが「自分に合ったグレード選び」ですね。グレード選びの大前提として「丁度、使いきれるスペック」を私たちは推奨しています!!
「高い=自分にとって良い物」ではありません。勿論走行性能はしっかりと向上してくれていますが、必要以上な(使わない)走行性能は、不必要。
例えば、「時速30km以上の速度で安定性が増してくる性能」って街中ユーザーにとって何万円も出して欲しい性能でしょうか??
加え、自転車という乗り物は「性能をトレードオフ」されています。高速巡行という性能を出す為に犠牲になる性能があるという事ですね。その為ハイスペックな性能を出す為に、日常で欲しい性能がトレードされているケースもあります。
逆に、自分にとって不十分なスペックだと、安く買えたのは良いが「クロスバイクってこんなもんかぁ」と残念な印象をもってしまうのは、実に勿体ない。
折角これから楽しい自転車生活が待っているのかもしれないのに・・・やはり、自分にとって必要十分なスペックを選ぶのは大切と言えます◎
油圧ディスクブレーキ採用モデル
2024.RAIL DISC GRX(レイル ディスクGRX)
【メーカー希望価格】¥148,500(税込)
【カラー(全1色)】マットスレートブルー
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)、440mm(165-180cm)、480mm(170-190mm)
- SHIMANOのグラベルコンポ「GRX」とカーボン素材のフロントフォークが搭載されたRAILシリーズ最上位グレードモデル。
- グラベルロードバイクではポピュラーなフロントシングルとスタビライザー機構付きのリアディレーラーで、トラブルに強い仕様◎
- タイヤにはMAXXIS Detonator 700×32c採用と、純正タイヤとして1ラン上の品質+エアボリューミーなタイヤ幅。転がり性能とクッション性、グリップ力のバランスに長けた贅沢仕様◎
2024.RAIL DISC EX(レイル ディスクEX)
【メーカー希望価格】¥108,900(税込)
【カラー(全2色)】コバルトブルー/ブラック、マットダークブラウン
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)、440mm(165-180cm)、480mm(170-190mm)
- サイクリングにフォーカスした1ランク上パーツ構成が魅力的なグレード。
- バッシュガード付きの中空クランク、カーボンフォーク、2×9SPEED採用とクロスバイクでサイクリングがしたい人にとってベストな性能◎
- 上位グレード同様にタイヤにはMAXXIS Detonator 700×32cが採用され、ナイスな乗り心地◎
2024.RAIL DISC(レイル ディスク)
【メーカー希望価格】¥79,200(税込)
【カラー(全4色)】マットダークブルー、マットダークグリーン、マットソリッドグレー、マットブラック
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)、440mm(165-180cm)、480mm(170-190mm)
- 日常(通勤 通学)ユーザーに最も人気のグレード◎
- 上位グレードに劣るアルミフォーク採用ではあるものの、軽量フレームの恩恵もあり、同価格帯クロスバイクとしてはトップクラスの重量。
- SHIMANO社製パーツを豊富にアッセンブルしている事で、耐久性と長持ち具合も、同価格帯クロスバイクと比較してトップクラス◎
Vブレーキ採用モデル
2024.RAIL 700 Super Light(レイル700 スーパーライト)
【メーカー希望価格】¥137,500(税込)
【カラー(全1色)】オーロラパープル/ブラック
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)440mm(165-180cm)480mm(170-190mm)
- もはやフラットバーロードの領域に行こうとしている、超軽量クロスバイク。車体重量8.7kg(480mm 付属品除く)は同価格帯クロスバイクにおいて最軽量モデル。
- コクピット周辺パーツをカーボン製、ホイールをそこそこ良い物にカスタムすれば「軽量 クロスバイク 8kg 以下」も夢じゃない!!
- SHIMANOロードバイクコンポ「SORA(2×9SPEED)」搭載
2024.RAIL 700 Light(レイル700 ライト)
【メーカー希望価格】¥85,800(税込)
【カラー(全4色)】シャイニーオレンジ、マットダークブルー、マットブラック、ソリッドホワイト
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)、440mm(165-180cm)、480mm(170-190mm)、540mm(180-195cm)※540mmサイズはマットブラックのみ
- ポピュラーな日常用クロスバイクの1つランク上のパーツ構成が採用
- 9.5kgの同価格帯クロスバイクではクラス最軽量
- 日常使いだけではなく、休日サイクリングにもピッタリ仕様◎
2024.RAIL ACTIVE(レイル アクティブ)
【メーカー希望価格】¥69,960(税込)
【カラー(全4色)】ダークブルー、ソリッドグレー、ネオンイエロー、マットブラック
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)440mm(165-180cm)480mm(170-190mm)
- 「初めてのクロスバイク」「日常使い用クロスバイク」として最もポピュラーで実用性に長けたグレード◎
- 価格以上の軽量性と日本人と日本にあった設計がしっかりと遺伝子に組み込まれたエントリークロスバイク。
2024.RAIL ST(レイル ST)
【メーカー希望価格】¥59,290(税込)
【カラー(全色)】マットブラック、シャイニーホワイト
【サイズ(適応身長目安)】400mm(155-170cm)、440mm(165-180cm)、480mm(170-190cm)
- RAILシリーズで最もリーズナブルなグレード
- "クロスバイク風 軽快車"(所謂ルック車)では無く、スポーツバイクらしい乗り味を体感してもらいたい一心で作られたクロスバイク。
- 上グレードと同じフレームを採用しながらも、イニシャルコストをギリギリまで調整した利便性と実用性を追求したモデル
ミニベロモデル
2024.RAIL 20(レイル 20)
【メーカー希望価格】¥94,600(税込)
【カラー(全2色)】オーロラパープル、ソリッドグレー
【サイズ(適応身長目安)】420mm(155-170cm)、480mm(165-180cm)
- 圧倒的な軽量性を持つミニベロ。完成車重量8.4kg(480mm)
- SHIMANOのロードバイクコンポ「SORA(1×9SPEED)」採用
- フロント52Tとリア11-30Tのワイドなギアレシオで、ミニベロでありながらも走行性能に長けたモデル
RAILシリーズの違いまとめ
- クラス最軽量を実現する軽量フレームが標準仕様
- 全モデル共通で「ライト」や「スタンド」等、付属パーツが豊富
- 踏み込む走り方よりも軽量性を活かす走り方が得意◎
- パーツ構成で乗り味や価格に違いがある
- メーカー希望価格は、相場価格よりもややお買い得設定
メーカー定価だけでは、相場よりもやや安い?ぐらいの価格設定ではありますが、「豊富な付属アクセサリー」「超軽量フレーム」「価格以上のパーツ構成」・・・等々、コストパフォーマンスという点ではかなり優秀なRAILシリーズ
クロスバイク選びに迷ったり、これからどう選んでいけば解らない方は、KhodaabloomのRAILシリーズを基準に自分にあったモデルを探してみるのも良いと思います!!
是非ご検討ください!!