ディスクロードの普及が進み、リムブレーキタイプの各社ラインナップが縮小傾向にある昨今に、入門者向けロードバイクの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇る「FARNA CLARIS(ファーナ クラリス)」!
物価高騰も重なり購入しづらい状況が続くなか、前年モデルから値下げを発表したFARNA CLARISとは一体どういうバイクなのか?
ポイントを抑えつつご紹介していきます!
\FARNA CLARISはYouTubeでも紹介中/
2024.KhodaaBloom FARNA CLARIS(コーダーブルーム / ファーナ クラリス)
【メーカー希望価格】¥118,800(税込)
【カラー(全2色)】ブラック, ブルー
【サイズ(適応身長目安)】430(155-170cm)、465(165-175cm)、500(170-190cm)
優れたコストパフォーマンス
社会情勢の影響を受けて自転車業界も値上げラッシュが続くなか、2024年モデルのFARNA CLARISはまさかの値下げを発表。
前年モデルと比較して¥11000もお安くなり、お買い求めやすくなりました!
しかも値下げによるスペック変更はなし。
ホイールを含めたコンポーネントはシマノ製パーツでほぼ統一しており、サイクリングを安心して楽しめる仕様のままなのも嬉しいところ。
他ブランドの類似スペックのロードバイクは12~13万円の価格設定が多いなか、FARNA CLARISは税込11万円台に収めており、価格と走行性能のバランスが優れたオススメ出来る一台です!
フレーム設計について
ブランド独自の”EAST-L”という技術を使用し軽量さと強度を両立したアルミ製フレーム。
FARNAシリーズはエンデュランスロードに分類されるスポーツバイク。
走行パフォーマンス最優先のレース向けロードバイクとは違い、FARNA CLARISはエンデュランス(=耐久)の名の通り「長時間走行の快適性・安定感を重視した設計」がベースとなっており、ロードバイクが初めての人でも乗りやすいのがポイント。
ハンドル位置を高くセッティングできるようにヘッドチューブとフォークコラムはやや長め。
上半身の前傾が強いと腰が痛くなったり、バランスが取りづらくなることがあるため、初心者がアップライトなポジションで乗りやすい仕様になっています。
また、フロントセンターがやや長めで、機敏なハンドリングよりも直進時のふらつきにくさを重視した設計ですね。
ロングライドでは、高速でコーナーに切り込んでいくよりも、直線を一定のペースで走る時間の方が長いため、直進安定性が高い設計の方が乗っていて疲れにくく快適◎
フロントフォークはカーボン製。
軽量なだけなく振動吸収性に優れており、地面から体に伝わる振動を和らげ、走行中の疲労感軽減に効果を発揮。
またフォークコラムはレースバイクにも採用されるテーパード仕様でより安定感のあるハンドリングに貢献しています。
パーツ構成について
メインコンポーネントは2x8段変速のシマノ CLARIS。街乗り~サイクリングまでをカバーするエントリーグレードのロードバイク用コンポーネント。
スポーツバイク完成車はコストと販売価格の兼ね合いで変速機はシマノ製、クランクやブレーキは他ブランド製、というパーツ構成になっていることが少なくないですが、FARNA CLARISは(消耗品であるチェーンを除き)すべてシマノ CLARISで統一されています!
シマノ製パーツはエントリーグレードでも耐久性や操作感が優れているため、安心して長期間使えるのが良いところ。
また、純正の補修パーツが多数販売されているため、故障したとき修理しやすいというメリットも。
ドロップハンドルが初めての人が乗りやすいように、補助ブレーキレバーは標準装備。
ブラケットポジションに慣れないうちはフラットバー部分を握ってクロスバイクのようにブレーキをかけることができるので安心です!
試乗した感想
試乗して感じたのは、「癖がなく、バランスの取れた乗りやすいバイク」だという点。
ロードバイクらしい走りを無理なく味わえると言ったらいいでしょうか。
乗ってみると、フレームの軽量さとホイールのおかげか、漕ぎ出しは軽くスムーズ。
ペダルを強く踏み込めばアルミらしい反応の良さで加速してくれるので、サイクリング中に飛ばしたくなったときにも十分楽しめるのではと感じました。
ただ、ミドルレンジ以上のロードバイクのように、軽量でエアロダイナミクスが追求されたモデルではないため、35km/h以上の高速巡航などは苦手そうです。
どちらかといえば、クロスバイクよりも速いくらいの27km/h~32km/h辺りの速度域をキープして走るのが気持ちいいバイクだと思います。
また、フレーム設計も過度にアップライトな設計にはなっていないので、ステムの上下位置調整で高低差を付けたポジションも設定しやすいですね。
マイナス点があるとすれば、「癖がないこと」でしょうか。
例えば、レーダーチャートでFARNA CLARISのスペックを評価すると円形に近い形になるため、加速性やコーナーリング、振動吸収性など、一つの要素に尖った性能が欲しい人には物足りないかもしれません。
とはいえ、初めてロードバイクに乗る人が「これがロードバイクという乗り物なんだ」と知り、サイクリングを楽しむにはちょうどいいバイクだと思います!
FARNA CLARIS のまとめ
- シマノCLARIS&ホイールをフル採用のアルミ製ロードバイク!
- 2024年モデルから値下げになり、 同スペック帯のなかでもトップクラスの価格設定!
- 癖がない乗り味で、初めてのスポーツバイクにピッタリ!
もともとコストパフォーマンスに優れた一台でしたが、値下げとなったことで、お買い得感が頭一つ抜けた存在となりました。
デザインやブランドに重きを置かない方には購入して間違いのない一台としてオススメです!
是非ご検討くださいませ!