2027年のKhodaaBloom「RAIL」シリーズは、フレーム設計・サイズ展開・モデル名称まで大きく見直された、実質フルモデルチェンジと言える内容です。
新たにRAIL DISC SL1/DISC 1/DISC 2、RAIL 1/2/3/3 PLUSの全7モデルへ再編され、これまで以上に用途や予算に合わせて選びやすいラインナップとなりました。
一方で、2027年モデルがすべての面で2026年モデルを上回っているわけではありません。新型ではフレーム設計やサイズ適応範囲が進化した反面、モデルによっては変速段数やブレーキ、付属品をシンプルにすることで価格とのバランスを取っています。
そのため、2026年モデルの在庫が残る今は、新旧を比較して選べる貴重なタイミング。本記事では、2027年RAIL全7モデルの特徴と違いを整理しながら、2026年モデルから何が変わったのか、どのモデルがどんな使い方に向いているのかを詳しく解説します。
2027.KhodaaBloom RAILシリーズとは
2027年モデルでRAILシリーズが大幅リニューアル

KhodaaBloomを代表するクロスバイク「RAIL」シリーズが、2027年モデルで大幅にリニューアルされました。
今回のモデルチェンジは、カラー変更やパーツ構成の小変更に留まるものではありません。フレーム設計からサイズ展開、モデル名称、各グレードの役割までを改めて整理した、まさに「ALL NEW RAIL」と呼べる内容です。
従来のRAILが持っていた軽量な車体、安定感のある走り、日常でも扱いやすい実用性は継承。そのうえで、スポーツバイクらしい軽快な走りをさらに引き出す方向へフレーム設計が見直されています。

また、これまで155cm前後からだった最低適応身長は140cmまで拡大。360mm・420mm・480mm・540mmの4サイズを基本とし、小柄な方から身長の高い方まで、より多くのユーザーが自分に合ったサイズを選びやすくなりました。
メーカーでは、厚生労働省「国民健康・栄養調査」の成人身長データをもとにした推計で、日本人成人の身長分布の99.9%をカバーするとしています。
モデル名称を一新。「RAIL 1・2・3」という新しいラインナップへ
2027年モデルでもうひとつ大きく変わったのが、モデル名称です。
これまでの「RAIL DISC」「RAIL ACTIVE」「RAIL ST」といった名称から、基本的には数字が小さいほど上位グレードとなる、より分かりやすいラインナップへと整理されました。
▼2026年モデル RAILシリーズ 記事はコチラ 記事を見る
ディスクブレーキを採用する「RAIL DISC」シリーズと、Vブレーキを採用する「RAIL」シリーズを軸に、最上位のRAIL DISC SL1から、日常用途に特化したRAIL 3 PLUSまで全部で7モデルが展開されます。
| モデル | 価格(税込) | フレーム | スムースウェルディング | フォーク | メインコンポ | ブレーキ | グリップ | ハンドル | シートポスト | タイヤ | サドル | カラー数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RAIL DISC SL1 | ¥148,500 | ディスク共通 | 有り | カーボン | SHIMANO CUES 2×9 | SHIMANO 油圧ディスク | 軽量 | アルミ | カーボン | VITTORIA RUBINO 700×32C FOLDABLE | ZELOS 2 | 2色 |
| RAIL DISC 1 | ¥89,980 | ディスク共通 | 有り | アルミ | SHIMANO ALTUS 2×8 | SHIMANO 油圧ディスク | エルゴ | アルミ | アルミ | KENDA K193 700×32C WIRE | 軽量 | 5色 |
| RAIL DISC 2 | ¥79,970 | ディスク共通 | 無し | アルミ | SHIMANO ALTUS 1×7 | TEKTRO 機械式ディスク | 通常 | 鉄 | 鉄 | INNOVA 700×32C WIRE | 標準 | 2色 |
| RAIL 1 | ¥79,970 | Vブレーキ共通 | 有り | アルミ | SHIMANO ALTUS 2×8 | SHIMANO Vブレーキ | エルゴ | アルミ | アルミ | MAXXIS DETONATOR 700×32C FOLDABLE | 軽量 | 2色 |
| RAIL 2 | ¥69,960 | Vブレーキ共通 | 有り | アルミ | SHIMANO ALTUS 2×7 | SHIMANO Vブレーキ | 通常 | アルミ | アルミ | INNOVA 700×32C WIRE | 標準 | 4色 |
| RAIL 3 | ¥61,600 | Vブレーキ共通 | 無し | アルミ | SHIMANO ALTUS 1×7 | TEKTRO Vブレーキ | 通常 | 鉄 | 鉄 | INNOVA 700×32C WIRE | 標準 | 3色 |
| RAIL 3 PLUS | ¥69,960 | Vブレーキ共通 | 無し | アルミ | SHIMANO ALTUS 1×7 | TEKTRO Vブレーキ | 通常 | 鉄 | 鉄 | INNOVA 700×32C WIRE | 標準 | 3色 |
こうして比較すると、2027年のRAILは単純に価格順にパーツを変更しただけではなく、それぞれの用途や役割がかなり明確になったことが分かります。
軽さと走行性能を追求するならRAIL DISC SL1、油圧ディスクブレーキを備えたスタンダードならRAIL DISC 1。Vブレーキモデルでは軽量性を重視するRAIL 1を上位に、価格と走行性能のバランスを取ったRAIL 2、街乗りに必要な機能へ絞ったRAIL 3と、目的に合わせて選びやすい構成となりました。
フレーム設計も刷新。安定感を残しながら、より軽快な走りへ

2027年RAILでは、シリーズの土台となるフレーム設計そのものにも手が加えられています。
従来のRAILは、比較的長めに設定されたホイールベースによる高い直進安定性が特徴でした。新型ではその扱いやすさを大きく崩さず、スポーツバイクらしい軽快な走りをより感じられる方向へ設計を見直しています。
そのひとつがリアセンターの短縮です。
2026年モデルまで設けられていたセンタースタンド用の台座を撤廃。それによって後輪を従来より前方へ配置できるようになり、BB中心から後輪ハブまでの距離となるリアセンターを短くしています。

一方で、重心位置やヘッド角、シート角など、RAILの乗りやすさを左右する基本的な部分には大きな変更を加えていません。従来モデルが持っていた安定感を残しながら、漕ぎ出しや加速、取り回しをより軽快にする方向でチューニングされています。

さらに、チェーンステーのパイプ形状も変更されています。
2026年モデルでは比較的丸みを持たせたパイプ形状でしたが、2027年モデルでは縦方向への扁平を加えた成型へ変更。ペダリング時の力を受け止める方向の剛性を高めることで、踏み込んだ際のダイレクト感を高めています。
信号からの漕ぎ出しや加速など、クロスバイクを日常で使う中でも体感しやすい部分。単純に安定して走るだけではなく、「踏んだ力に対して気持ちよく前へ進む」ことも意識した新しいRAILへと変化しています。
フレームはあえて重量増。毎日の使用を考えて耐久性と剛性を強化

興味深いのが、新型フレームは必ずしも軽量化されていないという点です。
メーカーによると、2027年モデルではフレーム単体の重量は従来より増えているとのこと。
RAILは週末だけ乗るスポーツバイクではなく、通勤・通学をはじめ、日々の生活の中でハードに使われるケースも多いクロスバイクです。その実際の使用状況を踏まえ、新型では軽さだけを追い求めず、耐久性や剛性を高める方向へ意図的にフレームを見直しています。
ただし、フレームが重くなったからといって、完成車そのものが大幅に重量増したわけではありません。
モデルによってフロント変速をシングル化したり、従来のセンタースタンド台座をなくしてフレーム直付けタイプのキックスタンドへ変更したりと、パーツ構成を含めて車体全体を再設計。その結果、完成車重量については従来モデルと大きく変わらない範囲にまとめられています。
「フレームだけを軽くする」のではなく、毎日使える強さを持たせながら完成車全体で重量を整える。2027年RAILのモデルチェンジを理解するうえで、重要なポイントのひとつです。
モデルによって異なるスムースウェルディング加工
加工無し |
加工有り |
2027年RAILでは、グレードによってフレームの仕上げにも違いがあります。
RAIL DISC SL1、RAIL DISC 1、RAIL 1、RAIL 2にはスムースウェルディング加工を採用。一方、RAIL DISC 2、RAIL 3、RAIL 3 PLUSでは同加工を省いた仕上げとなっています。
スムースウェルディングとは、アルミフレームの接合部に残る溶接痕を滑らかに仕上げる加工です。フレーム全体がすっきりと見えるほか、溶接部の仕上げや耐久面への配慮にもつながるとされています。
とはいえ、通勤・通学や街乗りを中心とした日常用途であれば、スムースウェルディングの有無を必要以上に気にする必要はないでしょう。
一方、実際に車体を見比べると印象には違いがあります。溶接部分が滑らかに処理されたフレームは全体がすっきりと見え、やはりスポーツバイクらしい上質さがあります。
走行性能だけでは大きな判断材料になりにくい部分ですが、見た目にもこだわって選びたい方にとっては、グレード選びのポイントになるでしょう。
フルフェンダー対応。ただしフロント2速モデルは取り付けに注意
2027年RAILでは、通勤・通学など日常用途での使いやすさも考え、フルフェンダーを取り付けられる設計となっています。

雨の日はもちろん、雨上がりの濡れた路面を走る機会が多い方にとって、前後フェンダーを装着できることは大きなメリットです。
ただし、注意したいのがフロント2速を採用するモデルです。
RAIL DISC SL1、RAIL DISC 1、RAIL 1、RAIL 2のようなフロントダブル仕様では、フロントディレイラーとリアフェンダーの取り付け位置が近く、フェンダーの形状や取り付け方法によっては干渉し、リアフェンダーを装着できない可能性があります。
そのため、「フルフェンダー対応=すべてのモデルに、どのフェンダーでも問題なく取り付けられる」というわけではありません。特にフロント2速モデルでリアフェンダーを検討する場合は、実車でのクリアランスやフェンダー形状を確認してから選ぶのがおすすめです。
一方、フロントシングル仕様のRAIL DISC 2、RAIL 3、RAIL 3 PLUSではフロントディレイラーが存在しないため、この部分の制約は少なくなります。
2027年モデルではフロントライトが別売に

RAILシリーズのコストパフォーマンスを語るうえで、これまで見逃せなかったのが標準付属品の充実度です。
2026年モデルでは、スポーツバイクでは別途購入することも多いアクセサリーが数多く付属しており、「完成車価格だけでなく、実際に乗り始めるまでに必要な費用を抑えやすい」という点もRAILの大きな魅力でした。
2027年モデルでもベル、キックスタンド、ペダル、リフレクターは標準装備されていますが、これまで付属していたフロントライトは別売となっています。
車体価格だけを見ると見落としやすい部分ですが、通勤・通学などで夜間に使用するのであれば、購入時にはライト代も含めて予算を考えておきたいところです。
特に2026年モデルは、完成車そのものの価格だけでなく、付属品まで含めたトータルでのコストパフォーマンスが非常に高いモデルでした。
2027年モデルではフレーム設計やサイズ展開など車体そのものが大きく進化した一方、付属品については必要なものをある程度整理した構成へ変更されています。新旧モデルを比較する際には、こうした購入後に必要となるアクセサリーまで含めて考えておきたいところです。
2026年モデルと2027年モデルの違い
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2026年から2027年への変更は、単なるモデル名称の変更ではありません。
これまでRAILシリーズの中心だった「RAIL DISC」「RAIL ACTIVE」「RAIL ST」といったモデルの役割を整理しながら、新たに低価格帯と上位グレードを追加。用途と予算によって、より細かく選べるラインナップへと再構成されています。
| 2026年モデル | 2027年モデル | 主な位置付け |
|---|---|---|
| ― | RAIL DISC SL1 | カーボンフォークなどを備えた新たなプレミアムモデル |
| RAIL DISC | RAIL DISC 1 | SHIMANO製油圧ディスクを備えたスタンダードモデル |
| ― | RAIL DISC 2 | 機械式ディスクを採用した新たなエントリーディスクモデル |
| RAIL ACTIVE | RAIL 1 | 10kgを切る軽さを重視した軽量スタンダード |
| RAIL ST | RAIL 2 | 価格と走行性能のバランスを取ったレギュラーモデル |
| ― | RAIL 3 | シンプルな7段変速を採用した新しいエントリーモデル |
| ― | RAIL 3 PLUS | フェンダー・リングロック・盗難補償を備えた生活特化モデル |
2026年までのRAILでは「どのモデルが上なのか」がモデル名だけでは少し分かりにくい部分もありましたが、2027年からは「1・2・3」という数字によってグレードの位置付けを把握しやすくなりました。

一方で、必ずしも「2027年モデル=すべての面で2026年モデルより高性能」というわけではありません。
新型ではフレーム設計やサイズ展開が大きく進化した一方、価格上昇を抑えるために変速段数やブレーキ、フレーム仕上げ、付属品などをシンプルにしたモデルもあります。
特に2026年モデルの在庫が残っている現在は、旧モデルのパーツ構成や価格、付属品まで含めたコストパフォーマンスに魅力を感じるケースも十分にあります。
新しいフレーム設計や幅広いサイズ展開を重視するのか。それとも、パーツスペックと価格のバランスを重視するのか。
ここからは、それぞれのRAILがどんな方に向いているのか、新旧モデルとの違いも交えながら各モデルを詳しく見ていきましょう。
RAIL DISC SL1|軽さと快適性を追求したプレミアムモデル

【メーカー希望価格】¥148,500(税込)
【カラー(全2色)】マットカチイロブルー、カタナシルバー
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】10.5kg(付属品あり)/9.9kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】18段変速(2×9)
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特別なものを選ぶあなたに贈る、RAILシリーズのプレミアムモデル。
2027年モデルで大きく生まれ変わったRAILシリーズの中でも、軽さと快適性を追求したモデルが「RAIL DISC SL1」です。
新しいRAILではフレーム設計そのものを見直し、従来モデルが持っていた高い直進安定性を活かしながら、スポーツサイクルらしい軽快な走りをより感じられるジオメトリーへとアップデート。さらにフレームサイズごとにステム長やクランク長まで適正化され、幅広い体格のライダーが無理なく乗れる設計となっています。
カーボンフォーク&カーボンシートポストで、軽さと快適性を追求
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RAIL DISC SL1には、カーボンフォークとカーボンシートポストを標準装備。
カーボンパーツによる軽量化はもちろん、路面から伝わる細かな振動や突き上げを和らげることで、身体への負担を軽減。街中を軽快に走るだけでなく、休日に距離を伸ばすサイクリングやロングライドでも快適さを感じやすい仕様です。

なかでもカーボンフォークは、性能だけでなくデザイン性の高さも印象的。すっきりとしたストレート形状を採用し、ブラックからカーボン生地が覗き、再びブラックへとつながるグラデーション調の仕上げが施されています。さらに、フレームのデカールカラーと調和するゴールドのロゴをあしらうことで、RAIL DISC SL1らしい上質感を演出しています。
スポーティーなカーボンフォークでありながら、単なる軽量パーツとして終わらせず、車体全体のデザインを引き締める存在感も魅力。プレミアムモデルらしい高級感のある仕上がりとなっています。
付属品を除いた重量は、480mmサイズで9.9kg。キックスタンドなど日常使用に便利な装備を備えながら、10kgを切る軽さもRAIL DISC SL1の大きな魅力です。
SHIMANO CUES 2×9速&油圧ディスクブレーキを採用
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変速システムにはSHIMANOのコンポーネントシリーズ「CUES」を採用。フロント2速×リア9速の18段変速により、街中でのストップ&ゴーから登り坂、長距離のサイクリングまで、走る状況に合わせて細かくギアを選択できます。

ブレーキにはSHIMANO製油圧ディスクブレーキを採用。天候の変化にも対応しやすく、毎日の通勤・通学をはじめ、日常的に使うクロスバイクとして安心感のあるブレーキシステムです。
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タイヤには耐久性と走行性能のバランスに優れたVittoria「RUBINO(チューブタイプ)」を装備。座面の広いショートノーズサドル、P&P COMPONENTS「ZELOS 2」やチェーンガード、キックスタンドも標準装備され、スポーツ性能だけでなく普段使いのしやすさにも配慮されています。
「勝色」と「日本刀」をモチーフにした特別な2カラー
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カラーは、RAIL DISC SL1のプレミアムな位置付けを感じさせる「マットカチイロブルー」と「カタナシルバー」の2色。
マットカチイロブルーは、紺色よりも深く、黒にも見えるほど濃い藍色である日本古来の「勝色」がモチーフ。武士たちの心意気を感じさせる、落ち着きのあるカラーに仕上げられています。
カタナシルバーは、日本刀を思わせる研ぎ澄まされた性能と美しさをイメージしたカラー。
性能だけでなく、カラーリングにも日本ブランドであるKhodaaBloomらしさを感じられる特別な一台です。
RAIL DISC 1|油圧ディスクブレーキを備えた新RAIL DISCのスタンダードモデル

【メーカー希望価格】¥89,980(税込)
【カラー(全5色)】マットダークグリーン、マットブラック、マットスレートブルー、マットサンドベージュ、スーパーホワイト
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】11.5kg(付属品あり)/10.9kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】16段変速(2×8)
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SHIMANO製油圧ディスクブレーキを採用した、新しいRAILシリーズのスタンダードモデル。
2027年モデルの「RAIL DISC 1」は、これまでRAILシリーズの中心的な存在だった「RAIL DISC」の後継にあたるモデルです。
毎日の通勤・通学から休日のサイクリングまで幅広く使いやすい基本性格はそのままに、2027年モデルではRAILシリーズ全体のフレーム設計を刷新。従来モデルが得意としてきた直進安定性を活かしながら、スポーツバイクらしい軽快な走りをより感じられる設計へと見直されています。
2026年RAIL DISCのポジションを受け継ぐ後継モデル
2026.RAIL DISC |
2027.RAIL DISC 1 |
2026年モデルまでの「RAIL DISC」は、油圧ディスクブレーキを備えながら比較的手の届きやすい価格に抑えられ、通勤・通学用から初めてのスポーツバイクまで幅広く選ばれてきたモデル。当店でもRAILシリーズの中で特に人気の高かった一台です。
その立ち位置を2027年から引き継ぐのが「RAIL DISC 1」。フロント2段×リア8段の16段変速、SHIMANO製油圧ディスクブレーキという扱いやすい構成を採用し、「日常使いもしっかりできるスポーツクロスバイク」というRAIL DISCらしい方向性は継承されています。
一方、大きく変わったのがサイズ展開。新型では360mmから540mmまでの4サイズとなり、適応身長の目安は140~195cmまで拡大。従来以上に幅広い体格から選びやすいモデルとなりました。
毎日使うからこそ安心感のあるSHIMANO製パーツ

ブレーキにはSHIMANO製油圧ディスクブレーキを採用。軽いレバー操作でも制動力を得やすく、雨天時でも安定したブレーキングが期待できるため、天候を選びにくい通勤・通学との相性が良い仕様です。
また、メーカーが重視しているのが「長く乗ること」。高温多湿で雨が多く、坂道も多い日本の使用環境を考え、コンポーネントにはSHIMANO製パーツを採用しています。
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変速はフロント2段×リア8段の16段。街中では軽快に走りながら、坂道や少し距離を伸ばすサイクリングでも状況に合わせてギアを選びやすく、日常用途とスポーツ走行のバランスを取りやすい構成です。
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さらに、キックスタンドやチェーンガードも標準装備。スポーツバイクとしての走りだけに振り切らず、「買ったその日から日常で使いやすい」というRAILシリーズらしい実用性もしっかり受け継がれています。
価格は約9万円へ。2026年モデルから大きく変わったポイント

RAIL DISC 1を検討するうえで、やはり気になるのが価格です。
2026年RAIL DISCのメーカー希望小売価格¥81,400(税込)に対し、2027年RAIL DISC 1は¥89,980(税込)。¥8,580の価格アップとなり、いよいよ9万円に迫る価格帯となりました。
もちろん2027年モデルでは、フレーム設計の刷新やサイズ展開の拡大など、単なる名称変更ではない大きなモデルチェンジが行われています。その一方で、RAIL DISCはこれまで「性能と価格のバランスの良さ」も人気を支えてきたモデルだけに、この価格上昇がユーザーにどう受け止められるかは気になるところです。
特に2026年モデルが市場に残っている間は、旧RAIL DISCとの価格差も含めて比較したいところ。新しいフレーム設計や幅広いサイズ展開を重視するならRAIL DISC 1、価格とのバランスを優先するなら2026年モデルも含めて検討する価値がありそうです。
RAIL DISC 2|シンプルな1×7速を採用したディスクブレーキ入門モデル

【メーカー希望価格】¥79,970(税込)
【カラー(全2色)】マットブラック、スーパーホワイト
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】11.6kg(付属品あり)/11.0kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】7段変速
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新しいRAILのフレーム設計を採用しながら、パーツ構成をシンプルにまとめたRAIL DISCシリーズのエントリーモデル。
2027年モデルから新たにラインナップされた「RAIL DISC 2」は、RAIL DISC 1よりも装備をシンプルにすることで価格を抑えたディスクブレーキモデルです。
RAILシリーズ共通となる新設計フレームを採用し、従来モデルが持っていた直進安定性を活かしながら、スポーツバイクらしい軽快な走りを楽しめるホイールベースへと再設計。360mmから540mmまで4サイズを展開し、適応身長の目安も140~195cmと幅広くなりました。
フロントシングル×リア7速。扱いやすさを重視したシンプルな構成
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変速はフロントシングル×リア7速の7段変速。フロント変速をなくしたことで、操作するのは右手側のリア変速のみというシンプルな構成です。
変速段数そのものは上位モデルより少なくなりますが、信号の多い街中や通勤・通学など、日常の移動を中心に使うのであれば操作に迷いにくいのはメリット。フロントディレイラーやフロントシフターを必要としないため、スポーツバイクが初めてという方にも分かりやすい仕様です。
一方、坂道の多いルートや長距離のサイクリングなど、幅広い状況に合わせて細かくギアを使い分けたい場合は、2×8速を採用するRAIL DISC 1の方が適しています。用途を街乗り中心に割り切ることで、シンプルさを優先したモデルと考えると分かりやすいでしょう。
機械式ディスクブレーキを採用

ブレーキには機械式ディスクブレーキを採用。リムの制動面を挟むVブレーキとは異なり、ホイール中央に配置されたディスクローターを使用するため、雨天時や濡れた路面でも安定した制動力を得やすいのが特徴です。
上位モデルのRAIL DISC 1がSHIMANO製油圧ディスクブレーキを採用するのに対し、RAIL DISC 2はワイヤーで作動する機械式。ブレーキタッチの軽さや制動力では油圧式に分がありますが、街乗りを中心としたエントリーモデルとして必要な制動性能を確保しながら、構造をシンプルにまとめています。
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また、ホイールの固定には脱輪事故防止を目的としたスキューワーナットを採用。キックスタンドも標準装備され、日常で扱いやすい装備もしっかり備えています。
スムースウェルディングを省いた、よりシンプルなフレーム仕上げ
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RAIL DISC 2では、上位モデルに見られる溶接部分を滑らかに仕上げるスムースウェルディング加工を採用していません。
そのためフレームを見ると溶接痕が確認でき、見た目の上質さという点では上位モデルとの差が分かりやすい部分です。一方で、必要な走行性能を確保しながら仕上げやパーツ構成をシンプルにすることで、RAIL DISCシリーズのエントリーモデルとして位置付けられています。
2026年RAIL DISCと同価格。ただし装備内容は大きく異なる

RAIL DISC 2を検討するうえで、ぜひ知っておきたいのが2026年モデルとの違いです。
2026年RAIL DISCのメーカー希望小売価格は¥81,400(税込)。対して、2027年RAIL DISC 2は¥79,970(税込)と、¥1,430安い価格設定となっています。
ただし、その中身は大きく異なります。
2026年RAIL DISCはSHIMANO製油圧ディスクブレーキ、フロント2段×リア8段の16段変速、スムースウェルディング加工を採用し、重量は480mmサイズで10.5kg。一方のRAIL DISC 2は、機械式ディスクブレーキ、フロントシングル×リア7速、スムースウェルディング加工なし、重量11.0kgとなっています。
単純にパーツスペックだけを比較すれば、同価格だった2026年RAIL DISCの方が充実していたと言わざるを得ません。
もちろん2027年モデルには、フレーム設計の刷新、140cmから対応する幅広いサイズ展開、サイズごとに最適化されたステム長やクランク長など、新しいRAILならではのメリットがあります。その一方で、油圧ディスクブレーキや変速段数、重量といった部分を重視するのであれば、2026年RAIL DISCの在庫が残っているうちは比較しておきたいところです。
「新しいフレーム設計と自分に合ったサイズを重視するか」「同じ予算でより充実したパーツ構成を求めるか」。新旧モデルが併売されている今だからこそ、用途と価格を見比べながら選びたいモデルです。
RAIL 1|9.9kgの軽さを追求した新RAILの軽量スタンダード

【メーカー希望価格】¥79,970(税込)
【カラー(全2色)】マットルナゴールド、サテライトガンメタル
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】10.5kg(付属品あり)/9.9kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】16段変速(2×8)
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スポーツバイクらしい軽快な走りを楽しみたい方に向けた、2027年RAILシリーズの軽量スタンダードモデル。
「RAIL 1」は、2026年モデルまでラインナップされていた「RAIL ACTIVE」のポジションを受け継ぐモデルです。
付属品を除いた重量は480mmサイズで9.9kg。フロント2段×リア8段の16段変速という扱いやすい構成も継承し、毎日の街乗りだけでなく、休日のサイクリングまで楽しみたい方に適した一台となっています。
2027年モデルではRAILシリーズ共通のフレーム設計を刷新。従来RAILが得意としていた直進安定性を残しながら、ホイールベースを見直すことで、スポーツバイクらしい軽快な走りをより感じやすい設計へと生まれ変わりました。
付属品を除いて9.9kg。RAILらしい「軽さ」をしっかり継承

RAIL 1の大きな魅力は、やはりその軽さです。
480mmサイズで付属品を除いた重量は9.9kg。実用性の高いキックスタンドを標準装備しながら、車体そのものは10kgを切る軽量な仕上がりとなっています。
自転車の軽さは、走り出しや加速の軽快さだけでなく、信号の多い街中でのストップ&ゴーや、駐輪場での取り回し、階段などで車体を持ち上げる場面でも体感しやすいポイントです。
「クロスバイクを選ぶなら、できるだけ軽いものがいい」という方にとって、RAIL 1は新しいRAILシリーズの中でも分かりやすい選択肢となります。
街乗りからサイクリングまで使いやすい2×8速
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変速にはSHIMANO製パーツを採用し、フロント2段×リア8段の16段変速を搭載。
フロントシングルのシンプルさとは異なり、前後のギアを組み合わせることで走る場所に合わせて細かくギアを選べるのが特徴です。
平坦な街中ではテンポよく加速し、坂道では軽いギアへ。さらに休日に少し距離を伸ばす場面でも、速度や勾配に合わせて無理のないギアを選択できます。
通勤・通学だけでなく、「クロスバイクを買ったら休日にも走ってみたい」という方にも扱いやすい構成です。
2026年RAIL ACTIVEから、さらに幅広い体格に対応
従来のRAIL ACTIVEは400mm・440mm・480mmの3サイズ展開で、適応身長の目安は155~190cmでした。2027年のRAIL 1では360mm・420mm・480mm・540mmの4サイズへと再構成され、適応身長の目安は140~195cmまで拡大しています。
単純にサイズ数が増えただけではなく、フレームサイズごとにステム長やクランク長も適正化。小柄な方から身長の高い方まで、それぞれの体格に合わせたポジションを取りやすくなったことは、新型RAILの大きな進化です。
2026年RAIL ACTIVEが持っていた9.9kgという軽さと2×8速の使いやすさを引き継ぎながら、より幅広いユーザーが選びやすい一台へとアップデートされています。
上位モデルらしさを感じさせる特別な2カラー
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カラーは「マットルナゴールド」と「サテライトガンメタル」の2色。
マットルナゴールドは、地球から眺める月の輝きをイメージした、落ち着きのある上品なゴールド。派手さを抑えながらも、一般的なクロスバイクとはひと味違う存在感を楽しめるカラーです。
サテライトガンメタルは、宇宙に浮かぶ衛星の輝きをイメージした粒子感のあるガンメタルカラー。スポーティーさと上質さを両立した印象に仕上げられています。
RAIL 1は走行性能だけでなく、カラーリングでも下位モデルとの差別化が図られており、軽さだけではなく所有する満足感も意識されたモデルです。
RAIL ACTIVEの魅力を受け継ぎながら、新しいRAILへ

2026年RAIL ACTIVEは、9.9kgという軽さと2×8速の扱いやすさを両立し、スポーツバイクらしい軽快感を楽しみやすいモデルでした。RAIL 1は、その基本的なキャラクターをしっかり受け継いでいます。
一方、2027年モデルでは価格が上昇しています。
その分、フレーム設計そのものの刷新に加え、140cmから195cmまでをカバーする4サイズ展開、サイズごとに適正化されたステム長やクランク長など、車体全体のフィッティングが大きく見直されました。
旧モデルの「軽さ」をそのまま求めるだけでなく、より自分の体格に合った一台を選びたい方にとって、新しいRAIL 1は注目したいモデルです。
RAIL 2|軽さと使いやすさを両立したRAILのレギュラーモデル

【メーカー希望価格】¥69,960(税込)
【カラー(全5色)】ネオンイエロー、マットブラック、ダークブルー、ソリッドグレー、ホワイト
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】11.2kg(付属品あり)/10.6kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】14段変速(2×7)
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毎日の街乗りから通勤・通学、休日のサイクリングまで。価格と走行性能のバランスを重視した、新しいRAILシリーズのレギュラーモデル。
「RAIL 2」は、2026年モデルまでラインナップされていた「RAIL ST」のポジションを受け継ぐモデルです。
上位モデルほどパーツ構成をスポーツ走行へ振り切らず、一方でクロスバイクらしい軽快さはしっかり楽しめる。そのバランスの良さがRAIL 2の特徴です。
2027年モデルではフレーム設計を一新し、従来RAILが得意としてきた直進安定性を活かしながら、より軽快なハンドリングを味わえるホイールベースへと見直されています。さらに360mmから540mmまでの4サイズを用意し、適応身長の目安は140~195cmまでと、幅広い体格から選べるようになりました。
10.6kgの軽さ。毎日使うクロスバイクだからこそ扱いやすい

RAIL 2の車体重量は、480mmサイズ・付属品なしで10.6kg。
キックスタンドなど日常使いに便利な装備を備えながら、クロスバイクとして十分に軽量な仕上がりです。
信号からの走り出しや街中での加速はもちろん、駐輪場での取り回しや、自宅で自転車を持ち上げるような場面でも軽さはメリットになります。
「本格的なスポーツバイクまでは必要ないけれど、一般的なシティサイクルより軽く、気持ちよく走れる自転車が欲しい」。そんな方にとっても選びやすいモデルです。
街乗りから坂道まで対応しやすい2×7速
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変速はフロント2段×リア7段の14段変速を採用。
フロント側にも2枚のギアを持つことで、平坦な街中をテンポよく走る場面から坂道まで、走る状況に合わせてギアを使い分けることができます。
上位モデルのRAIL 1が2×8速なのに対し、RAIL 2はリア7速。変速段数はひとつ少なくなりますが、毎日の通勤・通学や週末の気軽なサイクリングを中心に考えれば、十分に幅広いギアを備えています。
コンポーネントにはSHIMANO製パーツを採用しており、初めてスポーツバイクに乗る方にも馴染みやすいオーソドックスな構成です。
700×32Cタイヤで、細すぎない安心感

タイヤには700×32Cを採用。
ロードバイクのような細いタイヤと比べると適度なボリュームがあり、路面からの衝撃を受け止めやすく、街中でも安定感のある走りを楽しめます。
舗装の継ぎ目や少し荒れた路面、段差などが多い日常の移動では、タイヤの細さに必要以上に気を遣わず走れることもメリット。初めてクロスバイクに乗る方にとっても扱いやすいサイズです。
一方でタイヤが極端に太いわけではないため、RAILらしい軽快な走りも損ないにくく、通勤・通学とサイクリングの両方にちょうど良いバランスとなっています。
シンプルで扱いやすいVブレーキを採用

ブレーキにはVブレーキを採用。
ディスクブレーキではありませんが、クロスバイクで長く使用されてきたシンプルな構造で、街乗りに必要な制動力をしっかり確保しています。
構造が分かりやすく、消耗品の交換やメンテナンスもしやすいことは、毎日の移動に使う自転車としてのメリット。晴天時の街乗りを中心に使用するのであれば、必要十分で扱いやすいブレーキです。
また、ホイール固定には脱輪事故防止を目的としたスキューワーナットを採用。キックスタンドも標準装備され、購入後すぐ日常で使いやすいRAILらしい実用性も備えています。
2026年RAIL STの立ち位置を受け継ぐ、新しい定番モデル
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2027.RAIL 2 |
2026年までのRAIL STは、RAILシリーズの中でも価格と軽さ、スポーツバイクらしい走行性能のバランスに優れた定番モデルでした。
2027年のRAIL 2も、その「最初の一台として選びやすいRAIL」という役割を引き継いでいます。
大きく変わったのは、シリーズ共通で刷新されたフレーム設計とサイズ展開。140cmから195cmまでをカバーする4サイズに加え、各フレームサイズに合わせてステム長やクランク長も見直されています。
RAILシリーズの中でどれを選べばいいか迷ったとき、「通勤・通学にも使いたい」「週末には少し遠くまで走りたい」「できるだけ価格は抑えたい」といった条件をバランス良く満たしてくれるのがRAIL 2。
2027年の新しいRAILシリーズにおいても、多くの方にとって基準となる一台になりそうです。
RAIL 3|シンプルな7段変速で始めやすい、新しいRAILのエントリーモデル

【メーカー希望価格】¥61,600(税込)
【カラー(全3色)】アズライトブルー、マットブラック、ミスティグレー
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】11.1kg(付属品あり)/10.5kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】7段変速
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毎日の移動に必要な機能をシンプルにまとめ、スポーツバイクへの入口をさらに広げた新しいRAILのエントリーモデル。
「RAIL 3」は、2027年モデルから新たに加わったグレードです。
2026年モデルまでRAILシリーズのもっとも手頃なモデルを担っていた「RAIL ST」の後継はRAIL 2。そのさらに下に、新たなエントリーモデルとして設定されたのがRAIL 3です。
フロント変速を省いた7段変速、700×32Cタイヤ、Vブレーキ、キックスタンドといった日常使いに必要な装備へ絞り込みながら、2027年RAILシリーズ共通の新設計フレームを採用しています。
フロント変速をなくした、シンプルな外装7段変速
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RAIL 3の大きな特徴が、フロントシングル×リア7速というシンプルな変速システムです。
一般的なスポーツバイクでは前後それぞれに変速機を備えるモデルも多いですが、初めて乗る方にとっては「どちらを操作すればいいのか分からない」と感じることもあります。
RAIL 3ではフロント変速そのものをなくし、操作するのはリア7段のみ。右手側のシフターだけでギアを軽くしたり重くしたりできるため、シティサイクルからスポーツバイクへ乗り換える方にも馴染みやすい構成です。
もちろん、坂道の多いルートや長距離のサイクリングまで幅広く楽しむのであれば、2×7速を備えるRAIL 2の方がギアの選択肢は豊富です。その一方、通勤・通学や買い物など街中での移動が中心なら、あえて変速機構をシンプルにすることには十分なメリットがあります。
700×32Cタイヤと10.5kgの軽量な車体

タイヤにはRAIL 2と同じ700×32Cを採用。
ロードバイクのように細すぎず、街中の段差や舗装の継ぎ目でも安心感を得やすいボリュームがあり、初めてスポーツバイクに乗る方にも扱いやすいサイズです。
付属品を除いた重量は、480mmサイズで10.5kg。実は上位モデルのRAIL 2の10.6kgよりわずかに軽く、エントリーモデルだからといって車体そのものが重たいわけではありません。
フロント変速機を持たないシンプルな構成も含め、街中で軽快に扱えるRAILらしさはしっかり残されています。
スムースウェルディングを省いた、シンプルなフレーム仕上げ
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RAIL 3では、上位モデルに採用されるスムースウェルディング加工を省いたフレームを採用しています。
スムースウェルディングとは、フレームの溶接部分を滑らかに仕上げることで、アルミフレーム特有の溶接痕を目立ちにくくする加工。RAIL 3ではこの工程を省いているため、接合部分には溶接痕がそのまま残ります。
見た目の上質さという点では上位グレードとの差が出る部分ですが、走行に必要なフレーム性能とは別の仕上げ工程をシンプルにすることで、購入価格を抑える方向へ振った仕様と考えると分かりやすいでしょう。
変速システムやブレーキだけでなく、こうしたフレームの仕上げまで含めてコストを整理することで、RAILシリーズの中でもより手の届きやすい価格帯を実現しています。
Vブレーキやキックスタンドなど、日常で使いやすい装備

ブレーキにはシンプルで扱いやすいVブレーキを採用。
構造が分かりやすく、ブレーキシューなどの消耗品も交換しやすいため、毎日の通勤・通学や街乗りを中心とする自転車との相性が良いブレーキです。

さらにスポーツバイクでは別売となることも多いキックスタンドを標準装備。ホイール固定には脱輪事故防止を目的としたスキューワーナットを採用しています。
スポーツ性能を必要以上に盛り込むのではなく、「日常の中で気軽に使えること」を優先した構成がRAIL 3の特徴です。
価格が上がる時代に、あえてRAILの入口を広げたモデル

RAIL 3の登場は、近年のクロスバイク市場を考えるうえでも興味深いところです。
これまでKhodaaBloomのRAILシリーズでは、RAIL ACTIVEのような10kgを切る軽量モデルが、街乗りクロスバイクの中心的な存在でした。その後、より価格を抑えたRAIL STが加わり、2027年モデルではさらにその下にRAIL 3という新しいグレードが設定されています。
背景のひとつとして考えられるのが、自転車本体や各種パーツの価格上昇です。近年はスポーツバイク全体の価格が上がる一方、街乗り用途では「できるだけ手頃な価格で、スポーツバイクらしい軽快さを楽しみたい」という需要も変わらず存在します。

そのためRAIL 3は、従来のRAILが持つ軽量なアルミフレームや軽快な走りを残しながら、変速システムやフレーム仕上げ、装備を必要十分な内容へ整理することで、購入価格を抑える方向へ振ったモデルと見ることができます。
かつてRAIL ACTIVEがシリーズのスタンダードだった頃と比べれば、RAILシリーズの入口は確実に広がりました。これは単なるグレードダウンというよりも、価格帯が上昇するスポーツバイク市場の中で「まずクロスバイクに乗ってみたい」というユーザーを取りこぼさないための、新しい選択肢と考える方が自然でしょう。
RAIL 2との違いは「どこまでスポーツ走行を求めるか」
RAIL 3とRAIL 2で迷った場合、ひとつの基準になるのが走る距離と坂道の多さです。
通勤・通学や買い物など街中での移動が中心で、変速操作もできるだけ簡単な方が良いならRAIL 3。休日のサイクリングや坂道などにも対応しやすく、より幅広いギアを使いたいなら2×7速のRAIL 2が向いています。
価格を抑えながらも、新しいRAILのフレームと10.5kgという軽さを手に入れられるRAIL 3。「スポーツバイクは初めて」という方にとって、新しいRAILシリーズの入口となる一台です。
RAIL 3 PLUS|泥除け・リングロック・盗難補償を備えた実用特化モデル
【メーカー希望価格】¥69,960(税込)
【カラー(全3色)】マットダークブルー、マットブラック、ホワイト
【サイズ(適応身長目安)】360mm(140-156cm)、420mm(154-170cm)、480mm(168-183cm)、540mm(181~195cm)
【重量】12.1kg(付属品あり)/11.5kg(付属品なし)※480mmサイズ
【変速】7段変速
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RAIL 3をベースに、毎日の通勤・通学で欲しくなる装備を最初からまとめた実用特化モデル。
「RAIL 3 PLUS」は、2027年モデルから新たにラインナップされたRAIL 3に、前後フルフェンダー、リングロック、3年間の盗難補償を加えたモデルです。
変速はRAIL 3と同じシンプルな外装7段。700×32CタイヤやVブレーキ、キックスタンドなど、街乗りに適した基本構成をそのままに、「雨の日にも使う」「駅や学校、職場に駐輪する」といった日常の使い方をより強く意識した仕様となっています。
前後フルフェンダーを標準装備。雨上がりの通勤・通学にも
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RAIL 3 PLUSの大きな特徴が、前後フルフェンダーを標準装備していることです。
クロスバイクでは泥除けが別売となっているモデルも多く、雨の日だけでなく、雨が上がった後の濡れた路面を走るとタイヤが巻き上げた水や泥で背中やバッグが汚れてしまうことがあります。
RAIL 3 PLUSなら前後タイヤをしっかり覆うフルフェンダーが最初から装備されているため、天候に左右されず自転車を使う通勤・通学との相性は良好です。
スポーツバイクらしい軽快な走りだけでなく、「365日の移動手段として使えること」に重きを置いた装備と言えるでしょう。
リングロック標準装備で、毎日の駐輪も手軽

さらに、車体にはリングロックを標準装備。
一般的なクロスバイクではワイヤーロックなどを別途用意し、乗るたびに持ち歩く必要がありますが、リングロックなら車体に固定されているため、鍵そのものを自宅に忘れてしまう心配がありません。
コンビニへの立ち寄りや学校・職場での駐輪など、毎日のように自転車を停める使い方では、この手軽さは大きなメリットです。
もちろん長時間の駐輪ではワイヤーロックなどとの併用がおすすめですが、日常的な使い勝手を考えると、最初からリングロックを備えているのはRAIL 3 PLUSならではのポイントです。
万が一にも備える3年間の盗難補償

RAIL 3 PLUSには、3年間の盗難補償も付帯します。
購入から3年以内に盗難被害に遭った場合、条件を満たせば1回に限り、購入した車種と同一または同等の新車を¥5,000+税の負担で提供する補償制度です。
クロスバイクを通勤・通学で使う場合、自宅だけではなく駅や学校、職場など屋外へ長時間駐輪する機会も増えます。リングロックによる日常的な盗難対策に加え、万が一の際の補償まで用意されている点は、毎日使う自転車として大きな安心材料です。
※盗難補償を利用するためには所定の登録が必要です。適用条件などの詳細はメーカーの盗難補償規定をご確認ください。
RAIL 3と同じ、分かりやすい外装7段変速

変速システムはRAIL 3と同じ、フロントシングル×リア7速。
操作する変速機はリア側だけなので、右手のシフターでギアを軽くしたり重くしたりするだけ。前後2つの変速機を使い分ける必要がなく、シティサイクルから初めてクロスバイクへ乗り換える方にも扱いやすい構成です。
坂道の多い場所や長距離のサイクリングでは多段変速モデルに分がありますが、通勤・通学や買い物といった街中での移動が中心なら、シンプルな7段変速でも十分に使いやすいでしょう。
700×32CタイヤとVブレーキで、街中でも扱いやすい
タイヤには700×32Cを採用。
ロードバイクほど細くなく、適度なボリュームを持たせることで、街中の段差や舗装の継ぎ目などでも安定感を得やすいサイズです。
ブレーキにはシンプルでメンテナンス性にも優れるVブレーキを採用。ホイール固定には脱輪事故防止を目的としたスキューワーナットを備え、キックスタンドも標準装備しています。
スポーツ走行のための装備を増やすのではなく、街中で毎日気兼ねなく使えることを優先した構成です。
RAIL 3との価格差は¥8,360。そのまま通勤仕様にできるのが魅力
ベースとなるRAIL 3は¥61,600(税込)。RAIL 3 PLUSは¥69,960(税込)なので、価格差は¥8,360です。
その差額で前後フルフェンダー、リングロック、3年間の盗難補償が追加されています。
RAIL 3を購入した後に泥除けや鍵を別途用意することもできますが、通勤・通学で使うことが最初から決まっているのであれば、必要な装備が完成車の段階で揃っているRAIL 3 PLUSは分かりやすい選択肢です。
その分、重量は480mmサイズ・付属品なしで11.5kgと、RAIL 3の10.5kgから約1kg増加します。軽さを最優先するならRAIL 3、雨天対応や駐輪時の使いやすさまで含めて一台で完結させたいならRAIL 3 PLUS、と用途によって選び分けると良いでしょう。
「スポーツバイク」よりも「毎日使える軽快な移動手段」として
RAIL 3 PLUSは、RAILシリーズの中でも特に生活用途へ寄せた一台です。
変速をシンプルな7段に絞りながら、泥除け、リングロック、キックスタンド、盗難補償まで用意。スポーツバイクとしてスペックを追求するのではなく、「毎朝そのまま乗って出掛けられるクロスバイク」を目指したモデルと言えます。
シティサイクルからもう少し軽快な自転車へ乗り換えたい方や、通勤・通学用としてクロスバイクを検討している方にとって、購入後にあれこれ追加する必要が少ないことも大きな魅力。
新しいRAILシリーズの中でも、日々の暮らしとの距離がもっとも近いモデルです。
まとめ|2027年RAILシリーズの選び方

2027年のRAILシリーズは、フレーム設計やサイズ展開を刷新すると同時に、7モデルそれぞれの役割がこれまで以上に明確になりました。
価格だけでなく、ブレーキ方式、変速段数、重量、フレーム仕上げ、日常装備まで違いがあるため、「上位モデルほど正解」というよりも、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。
- RAIL DISC SL1:9.9kgの軽さにカーボンフォーク&カーボンシートポスト、SHIMANO CUES 2×9速を備えたプレミアムモデル。軽さ・快適性・走行性能を重視する方に。
- RAIL DISC 1:SHIMANO製油圧ディスクブレーキと2×8速を備えたディスクブレーキのスタンダードモデル。通勤・通学から休日のサイクリングまで幅広く使いたい方に。
- RAIL DISC 2:機械式ディスクブレーキとシンプルな1×7速を採用したエントリーディスクモデル。街乗り中心でディスクブレーキの安心感を求める方に。
- RAIL 1:付属品なし9.9kg、2×8速を備えた軽量モデル。クロスバイクらしい軽快な走りと軽さを重視する方に。
- RAIL 2:2×7速、700×32C、Vブレーキを組み合わせたRAILのレギュラーモデル。価格・軽さ・走行性能のバランスを重視する方に。
- RAIL 3:外装7段変速に機能を絞った新しいエントリーモデル。通勤・通学や買い物など、街中中心でシンプルに使いたい方に。
- RAIL 3 PLUS:RAIL 3に前後フルフェンダー、リングロック、3年盗難補償を追加した実用特化モデル。毎日の通勤・通学でそのまま使える一台を求める方に。

今回のモデルチェンジで特に大きいのは、単純な軽量化ではなく、日常でハードに使われることを踏まえてフレームの耐久性や剛性を高めながら、サイズ展開やパーツ構成まで含めてRAILシリーズ全体を作り直した点です。
一方で、2027年モデルがすべての面で2026年モデルを上回っているわけではありません。
たとえば、2026年RAIL DISCは油圧ディスクブレーキと2×8速を備えながら、2027年RAIL DISC 2と同価格。2026年モデルではフロントライトを含む付属品も充実しており、在庫が残っている間は旧モデルの方がコストパフォーマンスに魅力を感じるケースもあります。
その一方で、2027年モデルには140cmから対応する幅広いサイズ展開、新設計フレーム、サイズごとに見直されたステム長やクランク長など、新型ならではのメリットがあります。

新しいフレーム設計やフィッティングを重視するなら2027年モデル。価格やパーツスペック、付属品まで含めたお買い得感を重視するなら2026年モデルも含めて比較する。
新旧モデルが併売されている今だからこそ、「新しい方が良い」と決めつけず、予算と使い方に合わせて選んでみてください。
加工無し
加工有り
















2026.RAIL DISC
2027.RAIL DISC 1

























2027.RAIL 2










