イタリア老舗ブランド「GIOS（ジオス）」の2025年新モデル「ARIES（アリエス）」が入荷されましたので詳しくご紹介していきたいと思います！！

クロスバイクとしては太めのタイヤが印象的な新モデル。1×8SPEEDでワイドナギアレシオを採用。一見、悪路走行を得意とするグラベルクロスの様な佇まい。しかしながら、フレーム設計ではジオスの定番クロスバイク「ミストラル」と同様に街中用途にフォーカスした扱いやすい設計が採用･･･

ジオスクロスバイクの中では個性的な立ち位置になるモデルだと思います！！

因みに･･･ARIESと表記されていたいので「アリーズ」と読んでいたのですが･･･ジオス公式インスタグラムで「アリエス」と表記されていたので、アリエスが正解なんですね。聖闘士星矢もアリエスって言っているので、間違いは無いと思います💦

＼2025.GIOS ARIESはYouTubeで紹介中／

2025.GIOS ARIES（ジオス/アリエス）

【メーカー希望価格】￥83,600（税込）
【カラー（全2色）】OPAL WHITE、MIDNIGHT BLACK
【サイズ（適応身長目安）】45 (155-170cm)、50 (170-185cm)

GIOS ARIESのフレーム性能について

完全新モデルの「ARIES」は、昨年までのGIOSとは違ったデザインのアルミクロスバイク。

メーカーロゴを主張するデザインから一新され、「普段着+街中」と相性の良いシンプルなデザインになっていますね。

OPAL WHITEもシンプルで良い感じですね◎

写真では分かりにくいかもしれませんが、"真っ白"というよりかは、ブルーグレーが薄く混ざってコントラストを抑えられた様なカラーで、上品な印象◎

ジオメトリーでは、ポピュラーなクロスバイクと比較して「ヘッドチューブ長は長め」「チェーンステー長は短め」「BB位置は高め（BB DROP実測値65mm）」となります。

フレームは、ジオスの定番クロスバイク「ミストラル ディスク」と同じフレームが採用されていますね。

ヘッドチューブ長が長い事で、アップライトなポジションになりハンドル操作がしやすい設計といえます。

そして、チェーンステー長が短く、BB位置が高い事で、漕ぎだしのスムーズさに貢献。

これらにより、信号からスムーズにスタートが出来る為、街中用途として相性が良い設計と言えます。

その反面では、速い速度を維持するというのは苦手な印象。街中ではスピードを維持し続ける機会は少ないのでデメリットとまではいかないですが、長距離を走る様なサイクリングは別の車種を検討する方が良いかもしれませんね。

また、チェーンステー長が短い点で、センタースタンドの取り付けは難しいかと思います。タイヤが太い系なので積載へのメリットをふまえセンタースタンドは、ちょっと欲しかった所。

ボルト台座については、ポピュラーなクロスバイク同等数といった感じですね。バスケットや泥除けフェンダー、リアキャリア等の取り付けでは必要十分数配備されていますね 。

リアブレーキのケーブルがトップチューブの上側を通っている仕様。特に性能的なデメリットは無いのですが、見た感じ的に賛否両論って感じがしますね。

ケーブルルーティングでは、隠す（内装式）が増えている中、トレンドと逆行している印象。ただ、あえてコレが好きだという一部のニッチ層もいるので、難しい所💦

自転車を担ぐ場面のあるグラベルバイクであれば、トップチューブ上側を通す方が合理的ですね！

フロントフォークはストレート形状のクロモリ素材を採用。アルミフレームと比較して重量が増す反面で耐久性や振動吸収性を向上。トップスピードよりも快適性に配慮した仕様◎

ストレート形状により、反応性にも配慮されているのは嬉しいポイント◎

ちなみに、完成車重量（実測値 500サイズ）では12.55kgでした。メーカー表記では12.2kgですが、450mmの重量とするならば想定内と言えます。

同価格帯クロスバイクと比較して、若干重い印象。太めのタイヤという点で耐久性に配慮された設計だと考えられます。

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GIOS ARIESのパーツ構成について

昨今トレンドとなっている、油圧ディスクブレーキが採用されたクロスバイク。

変速数では、フロントシングル-リア8SPEEDを採用し、シンプルでメカトラブルを抑えたスペック。

また、新型のSHIMANO ESSA採用と注目度の高いコンポになっています。

ギア比では、フロント40T-リア11-45Tを採用。リア45Tは、かなりの大きい部類･･･斜度のある登り坂でも安心のギア比と言えます。

700×38cのサイドブラウンカラーが採用した見た目の良いタイヤを採用。トレッドパターンも街中用途にフォーカスした扱いやすいモデル。

リムには、ALEXRIMSのチューブレスレディ対応のアルミリムが採用。スポーク本数も32本組みなので、耐荷重的にも優秀◎

ハブにはSHIMANO社製が採用されるなど、この価格帯クロスバイクとしては嬉しいポイント◎耐久性に優れているので長く愛用できるホイールと言えますね。

タイヤクリアランスでは、純正の38cが丁度良いぐらい。40cまでぐらいであれば問題なしといった印象。

試験的に、ロードプラス（650×47b）を履かせてみた所、ギリギリ走れなくは無いが･･･おすすめは出来ないって感じでした。個人的には、ロードプラス仕様のバリエーションがあっても良かったのにと、ちょっぴり残念😢

サドルは、クロスバイクの中でもかなりクッション性が高い物を採用。その為お尻への負担は少なめ！

スペック表

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GIOS ARIESを試乗した感想

太めのタイヤという見た目に反して、漕ぎ出しはかなりスムーズ◎

"よいしょっ"と漕ぎ出す感じは無く、"すっ"と前に進んでくれる感じは高得点！

クッション性が高いサドルとタイヤのおかげで、お尻や手の負担が少なくスポーツ車に慣れない方も快適に乗ってもらえる印象がありますね。

ハンドル位置も高いので過度な前傾姿勢にならず、腰の負担も少なめ◎

ただ、車体重量やタイヤの太さの影響か･･･失速感はあります。その為、速い速度を維持するのは苦手そうですね。

・漕ぎ出しは見た目に反してスムーズ
・クッション性の高いサドルとタイヤのおかげで乗り心地が良い
・アップライトなポジションなので、操作性は高い
・失速感はある為、長距離での速度維持は苦手

乗り心地はグラベルバイクの様に悪路を走り抜けるっていう感じではなく、街中ストップ＆ゴーに配慮しながらゆったりとクルージングを楽しめるモデルといった感じですね！

クッション性が高いので、凸凹したアスファルトでも快適性を損なわないし、太めのタイヤでグリップ力が良く悪天候でも安心走行ができるっといった感じでしょうか。

ストレスフリーなクロスバイクというのがピッタリ来ますね。

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GIOS ARIESのまとめ

ポピュラーなクロスバイクとは、ちょっとコンセプトを変えた新モデル「ARIES」。

昨今人気のグラベルクロスをイメージさせながらも、日常使いにフォーカスさせた街中で扱いやすいクロスバイク。

クッション性の高さや上体を起こしたアップライトなポジション。漕ぎ出しのスムーズさは、初めてのクロスバイクユーザーにとってハードルを下げた性能と言えますね！

日々の生活の中で、スピードをあまり意識せず、ストレスなくクロスバイクを楽しみたいというユーザーにピッタリなモデル！

個人的にはミストラル ディスクと同じフレームにタイヤを太くしギア数を減らしたアリエスの方が、街中用途にピッタリなんじゃないかなーと感じます。タイヤの太さは後々カスタムしやすいですし、ギア数が少ない事でメカニックトラブルも減らせられますね。

是非ご検討宜しくお願い致します。

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