クロスバイク選びで迷ったら、最後まで候補に残るのはこの2台。
2026年モデルの KhodaaBloom RAIL DISC と ANCHOR RL1(油圧式)です。
物価高騰の中でも価格と内容のバランスを守り、日常使いの道具としてしっかり成立している数少ないモデル。
- 軽さで選ぶならRAIL DISC。
- 安心感で選ぶならRL1。
この記事では、なぜこの2台を比較するのか、 そしてどんな人にどちらが向くのかを、分かりやすく整理していきます。
なぜこの2台に絞ったのか|いま選ぶ理由は、やはりコストパフォーマンス
物価高騰の中で、多くのブランドが選ばなかった道

ここ数年の原材料費・輸送コスト・為替の影響により、自転車業界全体は厳しい局面に立たされています。
多くのブランドでは、価格を上げるか、価格を維持する代わりにスペックを落とすという選択が取られました。
これは企業として当然の判断であり、決して否定されるものではありません。
KhodaaBloomとANCHORが「踏みとどまった」ことの意味

そんな環境の中で、日本ブランドであるKhodaaBloomとANCHORは、値上げを最小限に抑えるという選択をしています。
ANCHORに至っては、2025年モデル以降で実質的な値下げに踏み切ったことも記憶に新しいところです。
これは簡単な決断ではありません。コストを吸収するには、設計・調達・生産すべてで相当な工夫が必要になります。
それでも「日常で使われるクロスバイクだからこそ、手の届く価格帯を守る」。この姿勢こそが、まずこの2台に注目した最大の理由です。
「コスパで選ぶ」は、本当に悪いことなのか

モノづくりに関わる立場から見ると、「コスパで自転車を選ぶ」という考え方は、作り手の想いが届いていないように感じられることもあります。
本来は、設計思想や乗り味、細かな作り込みを評価して選んでほしい。そう思うのも自然です。
しかし、クロスバイクはレース機材ではなく、日常を支える道具です。
通勤・通学・買い物・移動。そうした毎日の積み重ねに使われるからこそ、価格と内容のバランス=コストパフォーマンスは、どうしても外せない要素になります。
「安いから」ではなく「この内容でこの価格だから」

RAIL DISCとRL1は、単に安いクロスバイクではありません。
SHIMANOパーツを中心とした堅実な構成、油圧ディスクブレーキの安心感、日常用途に寄り添った設計。
それらを備えた上で、今の市場環境でも手が届く価格に収めている。
この「内容を落とさず、価格を抑えた」という点が、他モデルと比べたときに強く光ります。
"なぜこの2台に絞ったのか" のまとめ
この比較でRAIL DISCとRL1に絞った最大の理由は、コストパフォーマンスです。
物価高騰の中でも価格と品質のバランスを守り、日常を支えるクロスバイクとして成立させている。
「コスパで選ぶ」という現実的な判断に、きちんと応えてくれる数少ない選択肢だからこそ、この2台を比較しています。
軽さで選ぶなら、やはりRAIL DISC

【メーカー希望価格】¥79,970(税込)
【カラー(全4色)】マットダークブルー、マットダークグリーン、マットソリッドグレー、マットブラック
【サイズ(適応身長目安)】400mm (155-170cm)、440mm (165-180cm)、480mm (170-190cm)
RAIL DISC最大の強みは、油圧ディスククロスバイクとしてクラス最軽量クラスという点です。
付属品込みで実測11.5kg台。これは同価格帯では明確な差になります。
- 漕ぎ出しが軽い
- 坂道で脚を削られにくい
- 押し歩きや持ち上げもラク
「日常使いだからこそ、軽さが効く」 この感覚は、乗り比べると分かりやすいポイントです。
▶KhodaaBloom RAIL DISC 詳細記事はコチラ
安定感・安心感で選ぶならRL1

【メーカー希望価格】¥74,000(税込)
【カラー(全4色)】フロウブルー、ヘイズホワイト、ミッドナイトブラック、ストリームターコイズ
【サイズ(適応身長目安)】420(150-165cm)、470(160-175cm)、520(170-185cm)
一方でRL1は、「初めてでも不安が出にくい」設計 が徹底されています。
- 重心は低め
- ホイールベースはやや長め
- 700×32Cタイヤで接地感が強い
さらに「ライト」「カギ」「スタンド」「3年間盗難補償」ここまで揃っているのは、正直かなり珍しい。
「何を揃えたらいいか分からない」 「盗難が不安」 という人にとって、迷いが消える一台 です。
走行感の違い|街中用途でも“メーカー思想”が出る
同じ「街中メインのクロスバイク」でも、メーカーの設計思想によって走行感はけっこう変わります。
RAIL DISC:漕ぎ出しが軽い。街中ストップ&ゴーが得意

RAIL DISCは、軽量フレームに加えて、重心位置がやや高め&ホイールベースが長いという特徴があります。
この組み合わせにより、漕ぎ出しのスムーズさは同価格帯のクロスバイクの中でもトップクラス。信号の多い街中との相性は抜群です◎

さらにホイールベースが長いことで、直進安定性にも優れ、クロスバイク初心者でも安心して扱いやすい操作性に仕上がっています。
RL1:癖がなくオールマイティ。巡行とコーナリングが気持ちいい

一方でRL1は、どちらかというと王道で剛性感を感じやすい設計が取り入れられ、癖のない走行感が魅力です。
漕ぎ出しのスムーズさはRAIL DISCに一歩譲りますが、巡行性能はRL1の方が高いと言えます。剛性感もあり踏み込んだ力を分かりやすく推進力に変えてくれるのもRL1のが高い印象。

また、カーブでのスムーズさもRL1の方が長けており、街中だけでなく少し距離を伸ばすような使い方でも、オールマイティに走れる一台です。
走行感の違いまとめ
走行感という視点で整理すると、RAIL DISCは「軽くしなやかで、扱いやすい」、 RL1は「剛性感があり、反応が分かりやすい」 クロスバイクだと言えます。
RAIL DISCは、速さやキレを狙うバイクではありません。軽さとしなやかさによって、日常の移動をラクに、疲れにくくこなすための設計です。
一方RL1は、踏んだ分だけ素直に進み、安定した巡行がしやすい設計。ペースを保って走る時間が長い人ほど、その良さが分かりやすいでしょう。
どちらも街中用途に適したクロスバイクですが、 「軽さとしなやかさ」か、「剛性感と安定感」か── この違いを理解して選ぶことが、後悔しない選択につながります。
スペックから見る、RAIL DISCとRL1の考え方
スペックの違い|数字よりも「使われ方」の話
スペック表を並べて比較すると、RAIL DISCとRL1に大きな差はありません。どちらも日本ブランドらしく、価格帯を考えると十分すぎる内容です。
| KhodaaBloom RAIL DISC | ANCHOR RL1(油圧式) | |
|---|---|---|
| 価格 | ¥79,970(税込) | ¥74,000(税込) |
| 公称重量 | 10.5kg(480mm/付属品除く) | 11.7kg(470mm/付属品除く) |
| 変速 | 2×8speed | 3×8speed |
| ブレーキ | SHIMANO 油圧 | SHIMANO 油圧 |
| 標準装備 | ライト・スタンド | ライト・カギ・スタンド+3年間盗難補償 |
| フレーム思想 | 軽量・漕ぎ出し重視 | 安心・バランス重視 |
強いて挙げるなら、 RAIL DISCはフロント2速(2×8)、 RL1はフロント3速(3×8) という違いがあります。
機能的に見れば、ギアの選択肢が多い分、数値上はRL1の方が上と言えるでしょう。
ただし、街中用途という前提に立つと、この差が体感できる場面はそれほど多くありません。 実際にはフロント3速すべてを使い切る機会は少なく、むしろ構造がシンプルなフロント2速の方が調整ズレやトラブルが起きにくいという理由から、「街中なら2速で十分」という意見も多いのが実情です。
両モデル共通の強み|SHIMANOパーツを惜しまず採用
スペック面で評価すべきなのは、両モデルともSHIMANOパーツを広く採用している点です。
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クランク ブレーキ ホイールハブ といった、日常使用で消耗や差が出やすい部分までしっかりSHIMANO製。
見た目やカタログ上では地味ですが、 数年使ったあとに効いてくる耐久性という点で、他ブランドと比較してこの2モデルをおすすめする大きな理由になっています。
拡張性で見ると、RAIL DISCが一歩リード
一方で、拡張性という視点ではRAIL DISCの方が有利と言えます。

RAIL DISCのフレームには センタースタンド取り付け台座

フロントバスケットを想定した取り付けやすい設計が採用されており、デイリー用途に向けた拡張がしやすい仕様です。
バスケットやラックなど、積載面をアップデートして「道具として使い込む」場合には、この差が後から効いてきます。
スペックのまとめ
スペック上の違いは確かに存在しますが、 走りや使い勝手を左右するほどの大きな差はありません。
どちらも SHIMANOパーツ中心の安心構成 耐久性を意識した実用仕様 という点では非常に優秀です。
その上で、シンプルさと拡張性を取るならRAIL DISC ギア段数の多さと王道構成を取るなら RL1と考えると、選びやすくなるでしょう。
「スペックで勝っているから正解」ではなく、どう使うかをイメージして選ぶことが、この2台では何より大切です。
まとめ|RAIL DISCとRL1、どちらを選んでも後悔しにくい理由
- 物価高騰の中でも、価格と内容のバランスを守った数少ないクロスバイクがRAIL DISCとRL1
- RAIL DISCは軽さとしなやかさで、日常の移動をラクにしてくれる設計
- RL1は安定感と装備の充実度で、初めてでも不安が出にくい一台
- 走行感・スペックの差は大きくないが、「得意な使われ方」ははっきり分かれる
- どちらもSHIMANOパーツ中心の構成で、長く使う前提でも安心できる内容

クロスバイク選びは、ある程度調べていくと「どれも似て見える」段階に入ります。
RAIL DISCとRL1も、スペック表だけを見れば大きな差はありません。 それでもこの2台が最後まで候補に残るのは、日常で使う道具としての完成度が、今の市場環境でもきちんと成立しているからです。
軽さで移動をラクにしたいならRAIL DISC。 安心感と装備で迷いを減らしたいならRL1。

どちらを選んでも、間違いではありません。 大切なのは「どっちが上か」ではなく、「自分の使い方にどちらが近いか」。
派手さはなくても、毎日の移動をしっかり支えてくれる。 そんなクロスバイクを探しているなら、この2台は2026年も変わらず、安心して選べる選択肢です。








