流行りで終わらせたくないATB|2026年 FUJI ALTERRをおすすめする理由

流行りで終わらせたくないATB|2026年 FUJI ALTERRをおすすめする理由

今、店頭で自信を持っておすすめできるATBが、ALTERRです。

FUJIが2024年に発表したALTERRは、登場直後から注目を集め、2024年・2025年と立て続けにSOLD OUT。気になっていたけれど、実物を見られなかったという方も多いモデルでした。

そして2026年。供給が落ち着き、ようやくきちんと説明しながらおすすめできる状態になりました。ALTERRは、懐かしさだけで選ぶATBではありません。

26インチ×クロモリフレームにディスクブレーキ、現行パーツ規格。 純正のままでも完成度が高く、手を入れるほどに評価が上がる一台です。

この記事では、 なぜ2026年の今、ALTERRをおすすめするのか。 その理由を、フレーム設計とパーツ構成から紐解いていきます。

 

- 目 次 -

 


【メーカー希望価格】¥97,900(税込)
【カラー(全3色)】Black、Vivid Green、Steel Silver
【サイズ(適応身長目安)】44cm(158-168cm)、48cm(165-175cm)、52cm(172-182cm)、56cm(179-189cm)



ALTERRとは|“話題先行”を越えて、ようやく日常に戻ってきたネオATB

ALTERR(アルター)は、FUJIが2024年に新モデルとして発表したネオクラシックATB。

登場と同時にSNSやメディアで注目を集め、2024年・2025年モデルは気づけば常にSOLD OUT── 「見たことはあるけど、実物を見られなかった」という方も多いモデルでした。

 

その理由は明確で、 26インチ×ATBという懐かしい切り口に、ディスクブレーキ・現行規格・高い拡張性を組み合わせたコンセプトが、“分かる人”に一気に刺さったから。

そして2026年モデル。極端な品薄状態は落ち着き、ようやく店頭に並べて、きちんと説明しながらおすすめできる状況になりました。

ALTERRは、ただ話題性で選ばれるバイクではありません。1980〜90年代のATB(All Terrain Bike)の自由な発想をベースに、現代のパーツ規格とライフスタイルに合わせて再構築された一台。

 

街中の移動、河川敷、未舗装路、荷物を積んだライドまで。「こう乗るべき」という正解を決めない、余白のある自転車です。

ビンテージATBに憧れはあるけれど、価格や状態、規格の古さがネックだった人にとって、ALTERRはとても現実的。

2026年モデルは、ようやく“落ち着いて選べるALTERR”。今だからこそ、この自転車の良さをちゃんと伝えられるタイミングだと感じています。


フレーム設計・設計思想|“ATBらしさ”を、今の基準で成立させるために

ALTERRのフレーム設計は、「懐かしさ」を再現することではなく、ATBという考え方を現代で成立させることに主眼が置かれています。

 

素材には、ATBらしさの象徴ともいえるクロモリ(Chromoly)を採用。振動吸収性と耐久性に優れ、舗装路・未舗装路を問わず、路面からの入力をいなしてくれる素材です。

ガチガチに硬くするのではなく、長く乗って疲れにくいことを優先した選択と言えます。

 

ジオメトリーは、かつてのオールドMTBを思わせる安定志向。極端に寝かせたヘッド角や、短すぎるリアセンターではなく、直進安定性と低速域での扱いやすさを重視したバランス型です。

ここに26インチホイールを組み合わせることで、

  • 小回りの良さ
  • 段差への対応力
  • 日本の街中に合った取り回し

といった、日常で効いてくる要素が自然に引き出されています。

 

また、ALTERRを語るうえで欠かせないのが拡張性。フォーク・シートステー・ダウンチューブ(三連)に配置された豊富なダボ穴

 

さらにセンタースタンド台座まで標準装備。

これは「完成車のまま乗る」だけでなく、あとから用途が変わることを前提にしたフレーム設計だと感じます。

 

街乗りから始まり、 バスケットを付ける、キャリアを載せる、タイヤを太くする。ライフスタイルが変わっても、自転車が置いていかれない。

 

ALTERRのフレームは、 “どう乗るかを決めすぎない余白” をあらかじめ用意した設計です。

だからこそ、「初めての1台としても」「カスタムベースとしても」無理なく成立する。

懐かしい形を借りながら、中身はしっかり「今」の基準で作られたATB── それがALTERRのフレーム設計思想です。

 

フレームジオメトリー

フレームサイズ 44cm 48cm 52cm 56cm
HA 70 70 70 70
SA 72 72 72 72
TT 530 545 565 585
HT 80 80 110 150
FC - - - -
RC 438 438 438 438
BB 38 38 38 38
FO 50 50 50 50
WB 1023.9 1038.9 1060 1081.5
SH 727.1 746.4 779.4 817.3
SK - - - -
RH 377.2 392.2 403 410.8
適応身長 44cm(158~168cm) 48cm(165~175cm) 52cm(172~182cm) 56cm(179~189cm)


パーツ構成|完成度の高さと、カスタム前提の余白を両立した絶妙なバランス

ALTERRのパーツ構成は、一見すると派手さはありません。ですが実際は、このバイクの立ち位置をよく理解した “かなり現実的な組み方” がされています。

そして何より評価したいのは、「このまま乗って成立する完成度」と「あとから自分色に染められる余白」を、最初から両立させていること。

単純に言ってしまえば、 純正の見た目が、すでにかなり良い。それでいて、カスタムを前提にした“逃げ”もきちんと残している。

このバランス感覚が、ALTERRの評価を一段引き上げています。

 

フロントシングル(1×8スピード)

駆動系はフロントシングルの1×8速。変速段数を欲張らず、トラブルが少なく直感的に扱える構成です。街中のストップ&ゴー、未舗装路、荷物を積んだ走行まで、「考えずに使える」ことを優先した選択。

フロントギアにはバッシュガードも備わり、日常使いでの安心感もしっかり確保されています。

 

機械式ディスクブレーキという選択

ブレーキにはTEKTRO製の機械式ディスクブレーキを採用。油圧ではなく機械式、という点もALTERRらしいポイントです。制動力は十分で、

  • メンテナンス性が高い
  • 調整がシンプル
  • 将来的にも扱いやすい

「誰でも、長く使える」ことを考えると、この選択はかなり合理的です。

 

26×1.95インチタイヤ|“ちょうどいい太さ”

タイヤサイズは26×1.95インチ。太すぎず、細すぎず、舗装路・砂利道・段差の多い街中まで幅広く対応。

26インチという規格自体、

  • 取り回しの良さ
  • 小回りの効き
  • 日本の道路事情

との相性 といった点で、今でも十分現役です。

最大26×2.3インチまで対応しているため、用途に合わせたアップデート余地もしっかり残されています。

 

ポリッシュリムとクランクがつくる“説得力”

ここが、ALTERRのパーツ構成で最も重要なポイント。クラシックATBを成立させるうえで、妥協できないのがクランクとホイールです。

この2点は見た目の印象を決定づけるだけでなく、後から交換しようとすると、デザイン的にマッチするパーツが極端に少ない。スペックを上げる選択肢はいくらでもありますが、 「クラシックさ × 現行規格 × 価格バランス」を同時に満たすパーツは、本当に限られます。

ALTERRはそこを、メーカー完成車として最初から押さえてきた。

26インチ・ディスク対応・ポリッシュ仕上げのアルミリム、クラシックな意匠のクランク。この“ベースの説得力”があるからこそ、純正のままでも十分に絵になる。

 

ハンドル・タイヤは「触っていい余白」

一方で、ハンドルやタイヤといったパーツは、個人でも入手しやすく、選択肢が豊富なカテゴリ。

ALTERRでは、ここをあえてポピュラーで扱いやすい仕様に留めています。

だからこそ、

  • ハンドル幅やライズを変える
  • タイヤを太くする
  • グリップやサドルで雰囲気を振る 

といったカスタムが、無理なく、楽しく成立する。

 

完成車として完成しすぎていない。でも、ベースとして弱くない。ALTERRは、「カスタム前提」を言い訳にしない完成車です。

最初は純正でしっかりカッコいい。そして手を入れるほどに、評価が上がっていく。このパーツバランスこそが、ALTERRというバイクの本質だと思います。


まとめ|2026年にALTERRを勧める理由

FUJI ALTERRは、「流行っているから」「懐かしいから」という理由だけで選ぶバイクではありません。

2024年の登場から2025年にかけては、話題性と供給の少なさが先行し、“気になっても買えない” モデルでした。

そして2026年。ようやく落ち着いて店頭に並び、きちんと説明し、納得して勧められる状態になりました。 今のALTERRがちょうどいい理由は、はっきりしています。

 

  • 純正のままで完成度の高いルックスと実用性が成立している
  • クランクやホイールなど、後から替えにくい要所はメーカーがしっかり押さえている
  • ハンドルやタイヤなど、個性を出しやすい部分はユーザーに委ねている
  • 26インチATBという選択が、日本の街と今の使い方に無理なくハマる

 

つまりALTERRは、「完成車として安心して乗り始められる」 そして 「乗りながら、自分のスタイルに育てていける」 その両方を本気で成立させた一台です。

ビンテージATBに憧れはあるけれど、価格・状態・規格に不安を感じていた人。
カスタムはしたいけれど、最初から迷子にはなりたくない人。

そういう人にこそ、2026年のALTERRはちょうどいい。今だからこそ、話題ではなく中身で選べるATBとして、自信を持っておすすめできます。



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