鮮やかなジオスブルーが印象的な、イタリアの老舗自転車ブランド「GIOS(ジオス)」

そのGIOSより新しいクロスバイク「LECRO(レクロ)」がラインナップに追加されました!!
入荷されるのは2025年4月下旬予定との事です!

本格的なクロスバイクはオーバースペックに感じている。「ママチャリより軽くて速いぐらいが丁度良い」を探されている方にオススメなモデルになっています!
\2025.GIOS LECROはYouTubeで紹介中/
2025.GIOS LECRO(ジオス/レクロ)

【メーカー希望価格】¥57,200(税込)
【カラー(全4色)】GIOS BLUE、SCARLET、LIGHT BLUE、VIOLET
【サイズ(適応身長目安)】450(155-180cm)
【付属品】ペダル、キックスタンド
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LECROのフレーム性能について

フレーム素材は、クロスバイクにポピュラーな6061アルミが採用。
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パイプはかなりシンプルな丸型パイプを採用。ここはコストを抑えた仕様になっていますね。

フロントフォークは振動吸収性と耐久性に優れたクロモリになっています。

フルアルミクロスバイクと比較して車体重量(実測 ペダル無し 11.43kg)は重くなってしまいますが、日常使い用途にフォーカスし「耐久性、乗り心地、軽量性」のバランスに配慮された仕様と言えます。
カラーラインナップは全4色。写真では3色しか発表されていないのですが、メーカーから届いた資料にはGIOS BLUEも存在している様です!
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サイズ展開は1サイズ(450)のみ。適応身長はメーカー表記で155cm~180cmまでとなっています。
フレームジオメトリー(設計)を見る限り、ポピュラーなクロスバイクよりもシートチューブが短く、トップチューブが長く取られています。
もし、メーカー表記である155cmの方が乗られた場合、地面に足はギリギリ付くかもしれませんが、ハンドルはかなり遠くなってしまうかも・・・逆に180cmの方はシートポストをギリギリまで上げても小さく感じるといった印象ですね。

因みに、ステム長は90mmが採用されているとの事。ちょっと長いですね!それもふまえると理想的な適応身長は163cm~178cm程度かなーって感じがします!
当店スタッフ(男性 167cm)で丁度良い感じですね!
LECROのパーツ構成について

基本スペックはShimano(1×7speed)とかなりシンプルな構成。
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シフト関連は、ShimanoのTourneyクラスとポピュラーなクロスバイクの1ランクグレードを落とした仕様。
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クランクは、Shimano ESSAのバッシュガード付きクランク(40T 170mm)が採用。
Tourneyクラスのシフトはちょっと残念ですが、クランクをShimano ESSAで押さえてきた点は嬉しいポイント◎
クランクのランクを落として、シフト関連を上げる手段もあったかと思いますが、Shimano社に拘る点はGIOSらしいチョイスと言えますね。

注意点:今回メーカーよりお借りした試乗車では、スプロケットに「シマノMF-TZ500-7(14-28T)」を採用しておりますが、もしかすると14-34Tのメガレンジになるかもとの事・・・

メガレンジとは・・・通常のギア構成に1枚のスーパーローギア(34T)を採用したモデル。思いもよらない坂道の出現に対応するかなり軽いギアになっています。
メガレンジは、走行的なメリットは勿論ありますが・・・メカニックとしては変速トラブルを起こしやすいというネガティブな要素もあり。一番軽いギアにする際に急にギアが大きくなる為、調整がちょっと狂うだけでチェーンが外れたり、変速が上手くいかなかったり・・・等もありますね。
出来れば、メガレンジはやめて欲しい・・・と願っております。
※こちらの情報は商品が入荷し確認取れ次第ご報告いたします。

ブレーキには、TEKTRO社のVブレーキが採用。シマノ社製では無い点で残念ではありますが、スペックとしては必要十分◎
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タイヤは700×32cのサイドブラウンカラーを採用。見た目の爽やかさに貢献◎ホイールリムもAREXRIMS社製なので悪いくない印象。

ただし、ホイール固定は「ナット止め」が採用されており、ポピュラーなクイックリリースでは無い点に注意が必要ですね。

もう一つ注意点:試乗車ではバルブが英式となっていますが、クロスバイクでポピュラーな仏式となります。

サイドスタンドが標準装備されている点は、デイリーなユーザーにとっては嬉しいポイント◎
希望小売価格を税込で6万円以下に抑えている、リーズナブルなクロスバイクとしては、標準的なスペックより少しだけコスパが良い印象◎
GIOS LECROを試乗した感想

ちゃんとクロスバイク感がある走行性能でした!
どうしても価格や見た目からルック車(クロスバイク風)と印象を受けがちですが、「すぐ壊れそう」「頼りない」といった感じをしなかったのはGIOSらしさでもあると思います。

重いという印象もあまりなく、快速ですね。
ただし、やはりリーズナブルに抑える為、街中の日常使いのみにフォーカスしている様にも感じます。
長距離を走りたいとなった時には、「変速ギアの少なさ」「サイズバリエーションが少ない」に加え、「コストを抑えたフレーム成型」がデメリットに変わりそうな気がします。長時間のライドで"身体にかかる負担"を抑えてくれる部分が価格によって削がれていますね。
GIOSのクロスバイクといえば「MISTRAL(ミストラル)」が代表作としてありますが、MISTRALと比較してLECROは、スポーツ性を下げ街中でまったりと乗れるクロスバイクになっていると感じます。
GIOS LECROのまとめ
- 1サイズ、4カラー展開。適応身長には注意が必要。
- 1×7speedとシンプルなパーツ構成
- サイドスタンド付きは、ちょっと嬉しい◎

日常の街中移動用の足としてクロスバイクを考えられている方にとってピッタリなスペック。"ママチャリよりも軽くて速い"は十分にクリア。またイニシャルコストを抑えられる点は、これからクロスバイクを乗ってみたいと考えられる方にとっては嬉しい内容ですね!!
ただちょっとサイクリングをしてみたいと考えられる方にとって、走られるコースによっては厳しいかなーって感じがします。
追加情報が入り次第随時更新していまーす!!