老舗イタリアブランド「Bianchi(ビアンキ)」定番の入門アルミロード「VIA NIRONE 7(ビアニローネ7)」。その定番アルミロードが「ディスク オールロード」として生まれ変わった「VIA NIRONE 7 DISC」をご紹介!!
オールロードというカテゴリは、最初の一台としてもお勧め◎
どんな風に乗りたいかで自転車選びをしていくのですが・・・「スピードを出して走りたい」「超長距離を走りたい」「荷物を乗せてツーリングがしたい」等々、初めてだと選びきれないのが当然!
オールロードは、全てをそつなくこなせてしまうカテゴリ◎やっぱりロードバイクなら速く走りたい!と始めは思っていても、じっくりと付き合っていくうちにツーリング派だったと気が付いても対応してくれる優れたモデル!
色々と迷ってしまっている方にとって選びやすいモデルと言えます!!
2024.Bianchi VIA NIRONE 7 DISC SORA(ビアンキ/ビアニローネ7 ディスク ソラ)
【メーカー希望価格】¥141,900(税込)※価格改定後(2024.08.20)
【カラー(全2色)】CK16/Titanium Silver Full Glossy、Serial Black/Titanium Silver Full Glossy
【サイズ(適応身長目安)】47(158~168cm)、50(163~173cm)、53(168~178cm)、55(173~183cm)、57(178~188cm)
VIA NIRONE7 DISCのフレーム性能について
基本的なジオメトリーやフレーム素材はリムブレーキ仕様の「VIA NIRONE 7」と同じ。
フレームジオメトリー
フレームサイズ | 470 | 500 | 530 | 550 | 570 |
HA | 70 | 71 | 71.5 | 71.5 | 72 |
SA | 74.5 | 74.5 | 74 | 73.5 | 73.5 |
TT | 515 | 525 | 535 | 550 | 560 |
HT | 120 | 125 | 130 | 145 | 155 |
FC | 588 | 589 | 590 | 600 | 605 |
RC | 437 | 437 | 440 | 440 | 440 |
BB | 68 | 68 | 68 | 68 | 68 |
FO | - | - | - | - | - |
WB | - | - | - | - | - |
SH | - | - | - | - | - |
SK | 538 | 546 | 553 | 567 | 578 |
RH | 355 | 374 | 377 | 382 | 389 |
適応身長 | 158-168cm | 163-173cm | 168-178cm | 173-183cm | 178-188cm |
重心位置は昨今のトレンドよりも少し高く取られているので、漕ぎ出しや登りに貢献◎
ヘッドチューブ長も余力があり、初心者に優しいアップライト設計。
フレーム全体の成型は、シャープというよりかは、ザ・アルミフレームと言った印象があります。
溶接個所にはしっかりと補強がされ、チェーンステーは鋭利な程に扁平した加工が施されています。
地面からの縦振動をいなしながら、ペダリング効率が高められた推進力のあるフレームになっています◎
リムブレーキモデルとの違いでもある、タイヤクリアランスは最大40mmに対応。ちょっとした悪路や段差を気にせず走破出来てしまう設計◎
加え、シートステーやフロントフォークにアイレットが配備され、キャリアや泥除けフェンダーの装着も可能に!
頑丈に溶接されたフレームに、太めのタイヤとなれば、積載等の拡張性が欲しい所。そういったユーザーにも配慮された仕様は嬉しいポイント◎グラベルロードとまではいかないにしても汎用性の高い仕様と言えます!
注意するポイントでは、VIA NIRONE 7 DISCのホイール固定です。フロントはスルーアクスルを採用していますが、リアはクイックレリーズ仕様になっています。
リアエンド金具を換装する事で、スルーアクスル化が出来ますがご購入時にはご注意を!※旧作VIA NIRONE ALL ROADのリアエンド金具と互換があります。但し換装した場合はメーカーの完成車品質保証の対象外となります。
完成車重量(実測値)では10.58kg(530サイズ)とロードバイクとしてはちょっと重く感じますが、太めのタイヤを装着したオールロードと考えると十分に軽量だと思います!
VIA NIRONE7 DISCのパーツ構成について
基本コンポはShimano SORA(2×9speed)が採用。
入門グレードではあるものの、日常~サイクリングでは申し分ないスペック◎
クランクにはShimano FD R3000と中空シャフトクランクが混在している様です。公式サイトにはとShimano FD R3000表記されていますが、一部生産分では中空シャフト仕様となっている場合があるのでご注意ください。
それ程大きな性能差を感じないのですが、気になられる方は実際に店頭まで足を運んでご確認ください。※どちらが採用されているかは実際に箱を開けてみてみないと確認が取れない為、仕様選択のご注文は承っておりません。
ブレーキは、Shimano社製のフラットマウント型機械式ディスクブレーキが採用。エントリーグレードのロードバイクだと、コストカットされやすい部分にちゃんとShimano社製をチョイスしてくれているのは嬉しいポイント◎
タイヤは、ロードバイクとしては太めの700×32cが標準装備。クッション性とグリップ力を高めた仕様◎
スペック表
タイヤサイズ | 700c | |
変速数 | 2×9speed | |
ペダル | 無し | |
スペック | フレーム | VIA NIRONE 7 ALL ROAD alloy, TC18, hydroforming tubing, internal cable, seatpost: 31.6mm, flat mount disc brake, OLD 135mm, QR, 40mm tire clearance, rear QR, rack & fender eyelets, downtube underside bottle cage bosses |
フォーク | Carbon 1-1/8, flat mount, disc brake, thru axle 12x100mm | |
クランクセット | Alloy 50X34T 170mm: 47-55 , 175mm: 57 ※一部生産分はShimano FD-R3000となります。 |
|
BB | Included in the crankset | |
Fメカ | Shimano Sora FD-R3000 | |
Rメカ | Shimano Sora RD-R3000 GS 9sp | |
シフター | Shimano Sora ST-R3000 9sp | |
スプロケット | - | |
ブレーキレバー | Shimano Sora ST-R3000 9sp | |
ブレーキ | BRAKES:Shimano BR-RS305 Cable disc brake ROTOR:Shimano SM-RT64 rotor for disc brake center lock , S 160mm |
|
タイヤ | Vittoria Zaffiro V 32-622,700x32c | |
ホイール | HUB Front:Formula CL-712 road disc , alloy 32h, center lock, J-bend, thru axle 12x100mm HUB Rear:Formula CL-26 disc brake road, alloy sealed bearing rear hub 2SB, J-Bend 32h, 135mm*145mm QR RIM:Velomann ATD470 Alloy 6061 disc, 700c, 622x17 |
|
ハンドル | Velomann RA35A Compact, Flat Top, alloy 6061 diam. 31,8mm, reach 80mm, drop 130mm 380mm: 47, 400mm: 50-53, 420mm: 55, 440mm: 57 | |
ステム | Velomann ST182A, Alloy 6061, raise +/ - 7°, height 38mm, Oversize, 1-1/8 70mm: 47 90mm: 50-53 100mm: 55 110mm: 57 | |
ヘッドセット | FSA NO.8B / ZS4D | |
サドル | Velomann 2302HRN | |
シートポスト | Velomann SP02.1 Alloy shaft AL6061, alloy head, 15mm offset, 31,6mm, 300mm: 47, 350mm: 50-57 |
VIA NIRONE7 DISCを試走した感想
基本的な乗り味はリムブレーキモデルのVIA NIRONE7と大差はありませんでした!
アルミらしいリズミカルなペダリングが出来る適度な固さがあり、加速感は良い感じ◎ただガチガチに硬いというわけではなく、アルミのエントリーロードバイクらしくって印象です。
ポジションもアップライトになっているので、上半身の負担が少なく、ハンドルコントロールがしやすいです。
リラックスした走行で快適性が高いというだけではなく、いざという時も余裕をもって対応できる安心感のあるロードバイクになっています。
ディスクブレーキモデルは、タイヤも太めになっているのでクッション力もあり、安定性に長けた仕様になっていますね。
偏った性能では無く、バランスが良いロードバイクになっているので、将来的に新しいロードバイクに乗り換える時も良い指標になると思います。
「スピードが出せるロードにしたい」「坂道に強いロードが良い」「ゆったりとロングライドがしたい」・・・等。好みや目的にあったモデル選びが出来ると思います!
Bianchi VIA NIRONE 7 DISCのまとめ
- 軽量高剛性なアルミフレーム&フロントフォークには振動吸収性に優れるカーボンフォークを採用
- フロントホイールにはスルーアクスルを採用することで剛性UP!
- コンポーネントにはSHIMANO「SORA」2×9速をメインに採用!SHIMANO製品らしい高い耐久性とエントリーモデルながらカッチリとした変速性能、修理交換がしやすいパーツ供給、この3拍子がそろっています!!
- ブレーキは制動力とメンテナンス性のバランスに優れた機械式ディスクブレーキ。
- タイヤクリアランスは約40mmまでOK!カスタムも楽しめる1台です。
VIA NIRONE 7 DISCは、直進安定性と推進力のバランスがとれたオールマイティなロードバイクに、太めのタイヤに積載能力をアップグレードしたモデル◎
グラベルロードほど悪路は走らないが、ゆったりと長距離・長時間のサイクリングに少し荷物を乗せることが出来るオールロードバイク◎
汎用性が高く、1台で色々と遊べてしまうモデルと言えます!!
是非ご検討をお願いします!!!