AIに任せる自転車選びはアリ?2026年人気エントリーグラベルを検証してみた

AIに任せる自転車選びはアリ?2026年人気エントリーグラベルを検証してみた

今回は、AIに2026年の人気エントリーグラベルロードを選んでもらい、本当におすすめできるのかをプロ目線で検証してみました。

価格帯、扱いやすさ、人気、流通性といった条件を提示し、AIが導き出した4車種。その結果には納得できるモデルもあれば、「そのチョイスなんや!?」と思わず声に出してしまうものもありました。

AIはどこまで使えるのか。そして、自転車選びに本当に必要な視点とは何なのか。 実際のモデルをもとに、ひとつずつ掘り下げていきます。

 

- 目 次 -

 


AIという存在は、すでに検索や仕事の現場に広く浸透しています。 では、自転車選びにおいても“判断材料”になり得るのでしょうか。

今回はAIに、次の条件で2026年のエントリーグラベルを選んでもらいました。

・価格帯は「初めてのグラベル」として手が届きやすいレンジであること。
(いきなりハイエンドではなく、現実的な選択肢であることを重視)

・初心者でも扱いやすい設計であること。
(日常使いと軽いグラベル走行の両立ができるモデルであること)

・市場で一定の人気・評価を得ていること。
(単なるスペック比較ではなく、実際に選ばれているモデルであること)

・2026年モデルとして実際に流通していること。
(カタログ上の存在ではなく、現実に購入可能なモデルであること)

あえて極端な条件は設けず、「今、実際に検討している人」が現実的に選びそうな基準に絞りました。


モデル①|MARIN NICASIO(2026)|マリン ニカシオ

【メーカー希望価格】¥132,000(税込)
【カラー(全2色)】Gloss Black / Silver、Gloss Bone / Grey
【サイズ(適応身長目安)】50(155-163cm)、52(160-168cm)、54(168-175cm)、56(175-183cm)


AIが選んだ理由

MARIN NICASIO(2026年モデル)は、エントリーグラベルとして非常にバランスの取れた一台です。

まず価格帯が現実的で、初めてのグラベルバイクとして検討しやすいレンジに収まっています。 クロモリフレームを採用しているため、路面からの振動吸収性が高く、舗装路から軽い未舗装路まで幅広く対応可能です。

また、極端にアグレッシブではないジオメトリー設計により、初心者でも安心して扱えるポジションを確保。 街乗りからツーリングまで用途の幅が広く、日常とグラベルを両立できるモデルとして評価できます。

さらに、シリーズとしての実績と市場での人気も高く、エントリー帯における「失敗しにくい選択肢」と言えるでしょう。

 

スタッフ コメント

言っていることに間違いはなく、正直「おっしゃる通り」といった感想です。

低重心な設計とやや重量のある車体は、ロードバイクのように颯爽と駆け抜けるタイプのモデルとは言いにくいでしょう。

しかしその分、安定感とコントロール性に優れ、耐久性も高い設計。 街乗りから未舗装路まで安心して扱えるという意味では、グラベルロードの入り口として非常に優秀な一台であることは間違いありません。

また、フロントダブルのギア構成により、悪路での登坂も軽いギアを使って確実にクリアしていけます。 「登れた」という達成感を味わいやすい点も、初心者にとっては大きな魅力です。

その為、ベターな回答〇でした。

 

2026.MARIN NICASIO 詳細記事はコチラ


モデル②|KONA ROVE AL 700(2026)|コナ ローブAL 700

【メーカー希望価格】¥116,600(税込)
【カラー(全2色)】Bark w/ black decal
【サイズ(適応身長目安)】48(158-163cm)、50(163-168cm)、52(168-173cm)、54(173-178cm)、56(178-183cm)


AIが選んだ理由

KONA ROVE AL 700(2026年モデル)は、エントリーグラベルとして扱いやすさと軽快な走行性能を両立したモデルです。

アルミフレームを採用することで車体重量を抑え、舗装路での加速感や巡航性能に優れています。 通勤や日常使いをメインとしながら、週末には軽いグラベルにも挑戦できる汎用性の高さが評価できます。

また、KONAというブランドの信頼性やシリーズとしての実績もあり、初めてのグラベルバイクとして安心感のある選択肢です。 価格帯もエントリー層が検討しやすいレンジに収まっており、「軽さ」と「扱いやすさ」を重視するユーザーに適したモデルと言えるでしょう。

 

スタッフ コメント

AIが挙げた理由は、率直に言って的確です。価格帯、扱いやすさ、そしてブランドとしての実績。エントリーグラベルとして“外しにくい条件”をきちんと押さえています。

KONAというブランド自体、レース至上主義とは少し距離を置き、「自転車生活を楽しむ」という空気感を大切にしてきたメーカーです。実際、eirin丸太町店のスタッフの多くが一度は所有したことがあるほど、自然と手が伸びるブランドでもあります。その雰囲気はROVEシリーズにも色濃く表れています。

ROVE AL 700は、軽量な6061バテッドアルミを使いながらも、過度に尖らない設計。700×40CのMAXXIS RAMBLERを履かせることで、舗装路では気持ちよく転がり、砂利道ではしっかりとグリップするバランスを持っています。650Bの安定感とはまた違い、「普段はオンロード、たまにグラベル」という使い方にはこの700C仕様がしっくりきます。

Clarisの2×8速という構成も、派手さはありませんが現実的です。ギア比1.00を確保しているため、荷物を積んだ状態でも登坂に困りにくい。日常から旅までを無理なくつなぐ、ちょうどいい実用性があります。

AIはこのモデルを「軽快で扱いやすい万能型」と位置づけた事は間違いではありません。ただ、現場で見ると、このバイクの魅力は“用途を決めすぎないこと”。街からフィールドへ、肩肘張らずに遊べる。その余白の広さこそ、ROVE ALの本質だと思います。

その為、KONA好きからすると良い答え◎でした!

 

KONA ROVE AL 700 詳細記事はコチラ


モデル③|NESTO KING GAVEL(2026)|ネスト キングガベル

ネスト グラベルロード キングガベル 型落ちセール

【メーカー希望価格】¥207,900(税込)
【カラー(全1色)】プラチナシルバー/ブラックグラデーション
【サイズ(適応身長目安)】470mm(155~165cm)、500mm(165~175cm)、530mm(175~185cm)


AIが選んだ理由

ネスト グラベルロード キングガベル 型落ちセール

NESTO KING GAVEL(2026年モデル)は、価格と装備内容のバランスが非常に優れたエントリーグラベルです。

国内ブランドならではのサイズ展開と扱いやすい設計により、初めてスポーツバイクに乗るユーザーでも安心して選びやすい一台。ディスクブレーキを備え、舗装路から軽い未舗装路まで幅広く対応できる汎用性も評価ポイントです。

市場における人気やコストパフォーマンスの高さから、「まずはここから始めてみたい」と考えるエントリーユーザーにとって有力な選択肢と言えるでしょう。

 

スタッフ コメント

KING GAVELを「エントリーグラベルとしてコスパが良い」とする評価は、正直そのまま受け取りにくいところがあります。

まず前提として、定価が20万円オーバー。旧型GRXの採用とアルミフレーム(フォークはカーボン)という構成を踏まえると、現行モデルとして“飛び抜けてお得”とは言いにくく、初めてのグラベルロードとしては手が届きにくい価格設定だと感じます。

ただし、だからといって魅力が薄いわけではありません。オンロード比率が高い日本の環境を考えると、KING GAVELの設計思想や、耐久性を重視したパーツ構成は「日本のブランドらしい高品質さ」があります。雑に扱っても破綻しにくい、真面目で実用的な方向性の一台です。

価格面については、リリース以降大きな仕様変更が続いていないこともあり、セールなどで条件が整えば一気に印象が変わります。お買い得に手に入れられるタイミングであれば、入門グレードとしては申し分ない——そんな距離感で捉えるのが現場としてはリアルだと思います。

この回答を受け、一瞬「ん?」と思いましたが、昨今の相場事情まで知っていたのであれば、賢い!と思う答えですね💦

 

NESTO KING GAVEL 詳細記事はコチラ


モデル④|KhodaaBloom STRAUSS DISC(2026)|コーダーブルーム ストラウスディスク

khodaabloom strauss disc 105

【メーカー希望価格】¥264,000(税込)
【カラー(全1色)】ダークブルー
【サイズ(適応身長目安)】430mm(155~170cm)、465mm(165~175cm)、500mm(170~190cm)

 

AIが選んだ理由

KhodaaBloom STRAUSS DISCは、エントリー帯として軽量性と安定性を高い次元で両立しているモデルです。アルミフレームにディスクブレーキを採用し、ロードバイク譲りの効率的な走行性能を持ちながらも、安心感のある制動力を備えています。

また、MAVICニュートラルバイクとして採用されるなど、完成度や信頼性の高さも評価対象となりました。価格帯とスペックバランス、ブランドとしての実績を踏まえ、「エントリー層が検討しやすい高品質モデル」として選出しています。

――ただし。

このモデルは厳密には“グラベル専用設計”ではありません。設計思想はロードバイク寄りで、舗装路での効率や軽快さを重視した一台です。

データ上はディスクブレーキ採用・安定性・価格帯などの条件を満たしており、エントリー帯の万能型として評価できます。しかし、タイヤクリアランスやジオメトリー、想定用途を踏まえると、オフロード主体というよりもオンロード主体のモデルです。

現場で見ると、STRAUSS DISCは“ロードを安心して楽しみたい人”に最適な一台。グラベルそのものというより、ロードとグラベルの境界に立つ存在と言えるでしょう。

 

スタッフ コメント

AIのコメントを読んだ瞬間、正直に言うと私の頭の中は「??????」状態でした。

まず、これはグラベルではなくピュアロード寄り。今回の企画テーマとは真逆の存在です。そして、初めての1台として考えるには税込定価264,000円(105クラス)という価格帯も現実的とは言いにくい。

さらに言えば、現在は廃番となり入手困難。流通性という条件からも完全に外れています。

今回提示した条件を冷静に振り返ると、正直なところ「全部外してきたな」という印象です。

ただ、私はこれをAIの“ご愛敬”と解釈しています。ときどきポンコツっぷりを発揮してくれる、どこか可愛いヤツ。

だからこそ言えるのは、現段階ではAIの提案を100%鵜呑みにしないこと。情報の整理は得意でも、文脈や市場状況、流通事情までは完璧ではありません。

結局のところ、自転車選びは最後は人の目と経験で判断するものだと、改めて感じさせてくれる答えでした。

 

KhodaaBloom STRAUSS DISC 105 詳細記事はコチラ


まとめ|AIは答えを出せるのか?

 

  • AIは価格・人気・スペックバランスを基準にモデルを選定する
  • データ上“正解”でも、用途や設計思想までは読み切れない場合がある
  • MARIN NICASIOやROVE ALのように、現場感と合致するモデルもある
  • KING GAVELやSTRAUSSのように、条件から外れる選定も起こり得る
  • 最終的な判断は「何をしたいか」を基準に人が決めるべき

 

今回の検証を通して感じたのは、AIは“平均点を出す力”には長けているということ。 価格、評価、スペックバランスといった情報整理は非常に優秀との事です。

しかし、自転車選びはそれだけでは完結しません。 どんな道を走るのか。どんな使い方をしたいのか。どんな気持ちで乗りたいのか。 その「余白」の部分までは、まだAIには読み取れません。

そもそも、入門グレードにおすすめなモデルというのは、ショップスタッフ同士でも意見が分かれるものです。 今回のように、私自身も「そのチョイスなんや!?」と驚く結果もありましたし、明らかに私の思考とは違う方向の選定もありました。

 

因みに、今回の私の感想は「① そうだねー(同感)」「② 良いチョイスだねー(驚き)」「③ ん?(何故?)」「④ ????」ってな感じでした。(点数的には100点満点中75点)

 

ただ同時に、条件をもう少し具体的に足していけば、より的を絞った提案が出てくるのではないかという印象もあります。AIは雑に投げれば雑に返し、具体的に聞けば具体的に返す。そういう存在なのかもしれません。

だからこそ、AIは便利な参考資料として活用しつつ、最後の判断は自分の意思で。 そして可能であれば、実際に触れて、話して、確かめてほしいですね。

 

 

最後にひとつ、AIに聞いてみたいことがあります。 もし別のアカウントで、まったく同じ条件を提示したら——同じ4車種を選ぶのでしょうか。(私が普段から使っているアカウントなので私の趣味嗜好を読まれた?という疑問)

 

AIの返答

結論から言うと、必ずしも同じ結果になるとは限りません。

AIは固定の正解リストから答えを引き出しているわけではなく、与えられた条件や文脈をもとに「もっとも妥当そうな提案」を生成しています。価格帯の解釈や“人気”の定義、グラベルという言葉の捉え方など、曖昧な部分があればあるほど、選定結果には幅が生まれます。

つまり、条件が抽象的であればあるほど答えはブレやすく、逆に条件を具体的に絞り込めば絞り込むほど、提案は収束していく傾向があります。

今回の検証でも、その特徴ははっきりと表れました。AIは平均点を出すことには長けていますが、「どこまで走りたいのか」「どんな思想で選びたいのか」といった部分までは完全には読み取れません。

だからこそ、AIの提案はあくまで参考資料のひとつ。最終的な一台を決めるのは、自分の目的と価値観、そして実際に触れて得た感覚なのだと思います。

 

 

つまりは、これを読んでくださった方がAIにきいてみると全く違う回答が来るかもって事ですね。

自転車選びの沼は、まだまだ続きそうです!



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