2024年3月29日より情報解禁となった、GIANTのサイクリングにフォーカスしたクロスバイク「ESCAPE RXシリーズ」の紹介です!
今作は、2025年モデルの早期リリース(2024年4月中旬発売予定)モデルとなっています。
2023年モデルでは、物価高騰の問題から限定モデルとして"LTDシリーズ"が発売されたなど話題性の強かったGIANTクロスバイク。
しかしながら、例年であれば2024年モデルとして昨年(2023年)夏~秋頃に発表される予定が延期され、今春に2025年早期モデルとしてリリースされる事が決定した様です!
【追記:2024.04】RXシリーズに続き「ESCAPE Rシリーズ」「GRAVIEシリーズ」も2025年モデルが発表されました!
▶2025.GIANT ESCAPE Rシリーズ詳細記事はコチラ
▶2025.GIANT GRAVIEシリーズ詳細記事はコチラ
※GIANT商品はメーカーの意向により通信販売を行っておりません。ご購入はお近くのGIANT取り扱い店もしくは、エイリン路面店までご来店ください。
GIANT ESCAPE RXシリーズとは
ロードバイクに近いクロスバイクと言えば「フラットバーロード」というカテゴリがあります。
フラットバーロードとは、一般的にはロードバイク(ドロップハンドル)をフラットバーハンドルにカスタムされたモデルを指します。
ポピュラーなクロスバイクと比較すると、フラットバーロードはロードバイク特有の前傾姿勢であったり、軽量性を出す為に不要なスペックをそぎ落としたモデルが多く、クロスバイクに比べ「気軽・利便性」が下がる代わりに「軽量・スピード」といった走行性能が見込めます。

GIANTのESCAPE RXシリーズは、そんなポピュラーなフラットバーロードとは違い、あくまでもクロスバイクがベースとなったモデル◎
・ロードバイクでは、前傾姿勢が"しんどい"や"怖い"といったネガティブ要素持つライダーに配慮され、アップライトなポジションで操作性能を残し
・キャリア、泥除けフェンダー等、取り付けやすい様に利便性を設けつつ
・軽量で"シャキシャキ"走る、ロードバイクの様なスピード感
「自転車を日々の運動として取り入れたい、サイクリングロード等に行ってみたい・・・だけどロードバイクはハードルが高い」
そういったライダーに向け開発されたクロスバイク上位モデルと言えます。
2025.GIANT ESCAPE RX1 DISC(ジャイアント/エスケープRX1 ディスク)

【メーカー希望価格】¥154,000(税込)
【カラー(全1色)】デジタルブラープル
【サイズ(適応身長目安)】430(155-170cm)、465(160-175cm)、500(170-185cm)、555(180-195cm)
GIANTのESCAPE RXシリーズ最上位モデル「RX 1 DISC」。メインコンポにはロードバイクコンポである「SHIMANO Tiagra(2×10speed)」が採用されたフラットバーロードに近しいクロスバイク◎
●フレーム
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GIANTのハイエンドロードバイク同様のスペシャルペイント+ストライプデカールが採用された拘りのカラーリング。
フレーム素材には、GIANT独自の上位アルミ「ALUXX SL-Grade」が採用された軽量アルミフレーム◎同ブランドの定番クロスバイク「ESCAPE Rシリーズ」や入門ロードバイク「CONTENDシリーズ」よりも上のグレードとなり、これだけでも所有欲が上がります!
●フロントフォーク
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フロントフォークにはテーパードコラム規格が採用されたフルカーボンフォーク。
軽量性、ステアリング剛性は勿論の事、振動吸収性も向上が見込め、ロングライドでの負担軽減に役立つ内容◎
●ブレーキ
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ブレーキには、ロードバイクと同規格のフラットマウント型が採用された、油圧ディスクブレーキ。
悪天候での制動力維持に加え、弱い力でブレーキコントロールが出来る優れもの◎
●シートポスト
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GIANT ESCAPE RXシリーズでは定番となった「D-FUSE(Dフューズ)」規格。
シートポストが背面が断面形状となった規格。これにより路面からの振動吸収。ロングライドでのお尻へ配慮されたモデル◎
さらに、RX1 DISCではカーボンシートポストなので、軽量性と振動吸収性を更に向上!
●メーカー公式サイトに載っていないポイント
2025年モデルRXシリーズで唯一価格据え置きとなった「RX1 DISC」。但し細かくパーツ構成をマイナーチェンジしていますね。
特にクランクが旧モデルではSHIMANO Tiagraクランクを採用していましたが、今作ではPROWHEEL社製へと変更されている点は少し残念感があります。
ただ、写真を見る限りでは、バッシュガード付きのクランクとなっているので、少し走行性能は落ちるが、日常使いでは嬉しいポイントかもしれませんね。
そして、タイヤ幅が28cから30cへと変更。ここは「長距離を走る上で、細いだけが速いとは限らない」といった最近のトレンド的な考えが採用された感じですね!
2025.GIANT ESCAPE RX2 DISC(ジャイアント/エスケープRX2 ディスク)

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【メーカー希望価格】¥118,000(税込)
【カラー(全1色)】ブルー、グリーン、マットブラック
【サイズ(適応身長目安)】430(155-170cm)、465(160-175cm)、500(170-185cm)、555(180-195cm)
RXシリーズのミドルグレードとなる「ESCAPE RX 2 DISC」。今作よりSHIMANOの新型コンポーネントとなる「CUES(2×9speed)」が採用された注目作!!
●フレーム
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フレームはRXシリーズ統一のGIANT上グレードアルミ「ALUXX SL-Grade」が採用された、軽量+高剛性フレーム。
フレームジオメトリーもRXシリーズ統一となり、アップライトなポジションで操作性が高く、ペダリング効率や振動吸収性にもしっかりと配慮されたクロスバイクではトップクラスの高性能アルミフレーム◎
●フロントフォーク
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フロントフォークも上位グレードRX1 DISCと同様のテーパードコラム採用のフルカーボンフォーク。
軽量性・振動吸収性・ステアリング剛性とクロスバイクに採用されるフロントフォークとしてはかなり嬉しいポイント◎
●コンポーネント
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SHIMANOの新規格コンポーネント「CUES」。MTB由来の直感的なシフトコントロールと高い耐久性に評価があるスペック◎
現状ではCUESのドロップハンドル用モデルは未発表ですが、リリースされる可能性が高く、カスタム幅に期待値がありますね!
●シートポスト
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シートポストには、D-FUSE規格のアルミシートポストが採用。
RX1 DISCではカーボンが採用されており、ワンランクダウンされたシートポスト。とは言え、D-FUSE規格により通常のシートポストよりもお尻への振動が少なくロングライドでの恩恵は大きい◎
●メーカー公式サイトに載っていないポイント
残念ながら、昨年のLTDシリーズと比較すると値上がり(税込¥91,300 ⇒ 税込¥118,800)してしまったRX2 DISC。まぁ、メーカーの身を削ってのセール価格だったと考えると、今作の価格がニュートラルなのかもしれません。
ただし、旧作ではパーツ構成が"ガチャ"(SHIMANO or MICROSHIFT)とSNSで話題となっていましたが、今作ではグレードアップしたCUESである点は嬉しい◎
後は、カラーラインナップ数が縮小されていますね。例年であればベースカラー3色にスペシャルペイント1色が用意されていましたが、今作ではスペシャルペイントは見送られています。残念😢
サイクリングを目的とした高性能クロスバイクとして、スペックと価格のバランスが丁度いいRX2 DISC。日常使いはもちろんたまにのロングライドにオススメ!
2025.GIANT ESCAPE RX3(ジャイアント/エスケープRX3)

【メーカー希望価格】¥86,900(税込)
【カラー(全4色)】メタリックレッド、ブラック、コバルト、パールホワイト
【サイズ(適応身長目安)】430(155-170cm)、465(160-175cm)、500(170-185cm)、555(180-195cm)
ESCAPE RXシリーズのロングセラーモデル「RX 3」。RXシリーズの原点とも言えるモデルです!
●フレーム
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RXシリーズ統一のALUXX SL-Gradeが採用された軽量・高剛性のリムブレーキ仕様フレーム。
アルミロードバイク並みのポテンシャルを持った高性能フレーム◎
●フロントフォーク
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フロントフォークは、上位モデルとは違いアルミフォークが採用。
フォーク形状はストレートフォークになっているので、"シャキシャキ"とした乗り味◎
●シートポスト
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シートポストは上位モデルのRX2 DISCと同様のアルミD-FUSE規格のシートポスト。
お尻への負担軽減に貢献◎
●メーカー公式サイトに載っていないポイント
リムブレーキ(Vブレーキ)が採用された「ESCAPE RX3」。上位2モデルは油圧ディスクブレーキなので、唯一のリムブレーキ仕様ですね。
旧作では2×9speedとなっていましたが、今作では2×8seedへと下方修正。
上位グレードである「RX2 DISC」と比較すると・・・
- ブレーキが違う(油圧ディスクブレーキ ⇒ Vブレーキ)
- フォークが違う(カーボンフォーク ⇒ アルミフォーク)
- コンポが違う(CUES ⇒ ALTUS)
- 価格が違う(¥118,800 ⇒ ¥86,900)
ざっくりではこんな感じですね。ご予算もあるかと思いますが「使いきれる丁度良いスペック」が理想的。乗られる頻度や距離でチョイスしてみてください!
ただ、RX2 DISCとRX3では、ブレーキ規格やフォークが違っている点でRX3を頑張ってカスタムしてもRX2 DISCにはならない。
因みにRX2 DISCは後々RX1 DISCに向けたカスタムが可能と、今後のカスタムを検討されるのであればイニシャルコストを下げたRX2 DISCが安牌と個人的に思っています!
早期2025年モデルESCAPE RXシリーズのまとめ
昨年GIANTの日常用クロスバイクとして大定番の「ESCAPE Rシリーズ」が発表され、物価高騰の問題から、販売価格を抑える為大幅なモデルチェンジがなされていました。
その中、サイクリングクロスバイクである「ESCAPE RXシリーズ」は、発表が見送られ、当店でも人気のあるモデルということもあって情報が入るのをずっと待っていました。
スタッフ内では「デチューンしてくる」「凄く高くなる」・・・等々ネガティブな予想論争されていましたが、何とか踏みとどまったといった印象でしょうか。
とは言え、価格は上がってしまっており、これからクロスバイクを!と検討される方にとっては残念な発表になってしまいました。
改めて、ライダーにとって「丁度使いきれるスペック」を見直し、自分に合った性能と価格のバランスを考えてくださーい!
発売は4月中旬からとの事です!!
是非ご検討を!