PRECISION R DISCロードバイク 入門モデル 量販店 評判

PRECISION R DISCは本当にお得?スポーツバイク入門としての性能を試乗レビュー

プレシジョンRディスクは「ロードバイクを始めたいけど、まずは予算を抑えたい」という方に向けた、入門アルミロードバイクの“ひとつの選択肢”。

同スペックのスポーツバイクブランドと比べると確かに価格面で有利な一台ですが、重量やカスタム性には割り切りが必要な部分もあり。

この記事では、実際に試乗して感じた走りの特徴や、フレーム設計のポイントを踏まえながら、プレシジョンRディスクの「できること/できないこと」を正直にまとめています。

ロードバイクをこれから始めたい方や、まずはどんなモデルが自分に合いそうか知りたい方の参考になれば幸いです。

 

- 目 次 -

 


PRECISION R DISCロードバイク 入門モデル 量販店 評判

【メーカー希望価格】¥118,800(税込)
【カラー(全2色)】ブルー、ダークグレー
【サイズ(適応身長目安)】460(163cm~)、490(172cm~)、520(178cm~)

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PRECISION R DISCは本当にコスパ最強?|価格以上のスペックを解説

近年の物価高騰は、これからロードバイクを始めたいと考えている方にとって大きな悩みどころです。以前と比べると、入門モデルでも気軽に手が出せる価格ではなくなりつつあるのが実情です。

その中で、サイクルベースあさひのオリジナルモデル「PRECISION R DISC(プレシジョンR ディスク)」は、YouTubeやSNSでも“コスパの高いロードバイク”として評価されているモデルです。

 

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コンポーネントはSHIMANO CLARIS(2×8speed)を採用。

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街中の普段使いからロードバイクの入門用途まで幅広く対応でき、初めてのスポーツバイクとして必要な性能をしっかり備えています。

 

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ブレーキはTRP製の対向ピストン式メカニカルディスクブレーキ。

油圧式ではありませんが、機械式の中では制動力が高いことで知られるキャリパーがインストールされており、この価格帯としては十分以上のスペックです。

一般的にはもう少し下のグレードが選ばれやすいため、この点もコストパフォーマンスの高さにつながっています。

 

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ホイールはノーブランドのアルミホイールを装備し、

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固定方式は前後とも12mmスルーアクスルを採用。ディスクブレーキの制動にしっかり対応できるうえ、将来的にホイールカスタムを検討しやすい仕様になっています。

 

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タイヤは700×28Cのスリックタイヤを標準装備。

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フレーム側のクリアランスには余裕があり、もう少し太めのタイヤも問題なく装着可能です。

本格的なグラベルライドには向きませんが、タイヤを太くすることで河川敷などの軽いオフロードなら十分対応できそうです。

 

スペック表

タイヤサイズ 700×28c
変速数 2×8speed
ペダル 付属
スペック フレーム ALLOY
フォーク ALLOY スレッドレス オフセット50mm
クランクセット PROWHEEL RPL-521-F 50/34T 460mm:長さ165mm 490/520mm:長さ170mm
BB CARTRIGE 68-110.5mm
Fメカ Shimano FD-R2000 31.8MM CS:61°~66°
Rメカ Shimano RD-R2000
シフター Shimano ST-R2000
スプロケット Shimano CS-HG200-8 12/32T, 8-SPD
ブレーキレバー Shimano ST-R2000
ブレーキ TRP MD-C610C MECHANICAL DISC-BRAKE 160mm 6BOLTS ROTOR
タイヤ 700*28C 60TPI 、F/V 48mm
ホイール M12*P1.5 L:125MM FOR ALLOY BLACK THRU AXLE
M12*P1.5 L:159MM FOR ALLOY BLACK THRU AXLE
ALLOY
ハンドル ALLOY 31.8mm 460mm:幅380mm 490/520mm:幅400mm
ステム ALLOY 28.6mm 460mm:突出80mm 490mm:突出90mm 520mm:突出100mm
ヘッドセット 1-1/8"UPPER+1-1/2"LOWER, INTEGRATED, SEMI-CARTRIDGE BEARING
サドル 振動吸収ゲル内蔵サドル
シートポスト 27.2x350MM, ALLOY

 

スペック全体を見ても、相場14〜15万円クラスのロードバイクに匹敵する構成になっており、PRECISION R DISCが“コストパフォーマンスの良い一台”と言われる理由がこの辺りにあります。


初心者が扱いやすいフレーム設計について

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プレシジョン R ディスクは、初めてロードバイクに乗る方でもスポーティな走りを楽しめるよう設計されたモデルです。

アルミフレームを採用した入門グレードに分類され、扱いやすさと軽快さのバランスが取れています。

 

フレームジオメトリー

フレームサイズ 460 490 520
HA 71 71.5 72.5
SA 74.5 74 73
TT 520 535 560
HT 135 155 170
FC
RC 430 430 430
BB 70 70 70
FO
WB
SH 720.8 749 775.1
SK
RH
適応身長 163- 172- 178-

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フレームジオメトリーは、一般的なロードバイクよりヘッドチューブとトップチューブが短めに設定されています。これによりハンドル位置が近くなり、ドロップハンドルに慣れていない初心者でも操作しやすいポジションに仕上がっています。

 

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また、リアセンター(ホイールベース後端)を長めに設計することで、直進安定性を確保。スピードが出たときでも落ち着いた動きをしてくれるため、初めてのロードバイクとして安心感があります。

 

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さらに、シートステーはドロップドシートステー構造を採用。少し下から接合することで、

  • ペダルを踏んだときの力がよりダイレクトに伝わる
  • 路面からの振動をシート側で吸収しやすい

といったメリットがあり、ロングライドでの快適性にもつながっています。

 

フレーム全体のキャラクターとしては、ピュアなロードレーサーというより、扱いやすさと快適性を両立した“オールロード”寄りの設計です。

ガシガシとシャープに走り抜けるタイプではありませんが、初心者がロードバイクらしい軽快さとスポーティさをしっかり味わえる、バランスの良い仕上がりと言えるでしょう。


初心者視点で分かった走行性能と実走レビュー

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カタログを見ているだけの時点では、「本当にこの価格でここまで揃うの?」と半信半疑だったプレシジョン R ディスク。入門アルミロードとして見るとスペックは申し分なく、逆に“良すぎるのでは?”という不安さえありました。

今回はメーカーさんから試乗車をお借りできたので、実際にヒルクライムを含む半日サイクリングへ。平坦・上り・下りと一通り試して、その印象をまとめてみます。

 

平坦:20km/h台前半が気持ちいい“マイペース巡航”

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乗り出してすぐ感じるのは、重量の存在感。実測11.28kg(490mm)は、同クラスでは確かに重めです。

ただ、平坦を流す程度なら大きな問題はなく、20km/hをほんの少し超えるくらいがいちばん気持ちいい巡航域。

25km/h前後まで上げていくと、じわじわと“脚を使わされていく感覚”があります。軽やかにスピードを維持するタイプではありませんが、のんびり流す日にはむしろ無理がない走り心地。

 

乗り心地:リラックス重視だが、手のひらに少し振動

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サドルのクッション性が高く、フレーム設計も負担が少ないため、身体がラクに感じる乗り味。姿勢に無理がないので、初心者でもすぐ馴染めそうです。

一方で、パイプがやや肉厚なアルミらしさもあり、手のひらには若干の振動が伝わる場面もあります。入門ロードらしい素直なフィーリングです。

 

ハンドリング:扱いやすい反面、レーシーな踏み切りは不得意

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低速〜中速域での操作は素直で、初心者が扱いやすいハンドリングが特徴。直進性も高く、ふらつきにくい点は好印象です。

ただし、深い前傾姿勢でグイッと踏み切るようなレーサー的な乗り方とは相性が良くありません。あくまで“無理なく走ること”にフォーカスした設計という印象です。

 

登坂:軽いギアでゆっくり確実に登れる

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ヒルクライムでは、軽いギアを選べば確実に登っていける安定感があります。急勾配を攻めるタイプではありませんが、マイペースであれば問題なし。初めてのヒルクライムにも対応できます。

 

ターゲット:予算優先の“最初の1台”に最適

フレーム本体が重めなため、軽量化カスタムには向かない印象。高級パーツを投入しても大きく化けるタイプではなく、拡張性を求める方にはおすすめしにくいです。

その一方で、「予算を抑えたい」「まずはロードバイクを始めてみたい」という方には非常に良い選択肢。必要な性能は揃っており、扱いやすさも十分です。

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重さの“メリット”は特に感じない

重いロードバイクには「安定感が増す」というメリットが語られることもありますが、プレシジョン R ディスクの場合は、価格を抑える結果として重くなっているタイプで、重量が走りのプラスに働く印象はありませんでした。

 

総合印象

軽快さや鋭い反応を求めるロードレーサーとは方向性が異なりますが、

  • ゆっくり景色を楽しむポタリング
  • 週末の気ままなサイクリング
  • 初めてのヒルクライム体験

といった使い方を想定している方には、必要十分な走行性能がしっかり備わった一台です。ロードバイクらしい楽しさを無理なく味わいたい方に向いています。


まとめ|入門ロードバイクとしての一つの選択肢

 

  • 入門アルミロードとして必要な装備を揃えたモデル
  • SHIMANO CLARIS×メカニカルディスク採用で価格以上の実用性
  • 初心者が扱いやすいジオメトリーとリラックス寄りの乗り味
  • 平坦は20km/h台前半が快適、スピード維持は少し苦手
  • スポーツブランドの同スペック帯と比較しつつ検討したい一台

 

PRECISION R DISCロードバイク 入門モデル 量販店 評判

プレシジョンRディスクは、軽さや鋭い反応を求めるロードレーサーとは方向性が違いますが、 “まずスポーツバイクに触れてみたい” という方にとっては、必要十分な性能を備えた入門アルミロードバイクです。

同スペック帯のスポーツバイクブランドと比べると価格の優位性が大きく、ロードバイクの世界に入りやすい点は確かに魅力と言えます。

一方で、スポーツブランド側はより軽量だったり、カーボンフォークを採用していたり、カスタム幅(拡張性)と、性能面や将来的な満足度で優れる部分もあります。

また、この価格帯は現行のコスト状況を考えると“いつまでこの水準が維持されるのか”読みづらい部分もあります。

 

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そういった意味で、このモデル一本に頼った選び方よりも、他ブランドとしっかり比較しながら、目的や予算に合わせてバイクを選んでいただくのが良いと思います。

初めてロードバイクを検討する際の「ひとつの選択肢」として、参考にしていただければ幸いです。



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