2024年10月下旬に発売予定となった、BRIDGESTONE ANCHORの最新カーボンエンデュランスロードバイク「RE8」を展示会で見てきました!
YouTubeやSNSでかなり評価が高い「RE8」は、一見エアロロードの様な佇まいなのに、エンデュランスロードバイクというカテゴリに属するモデル。
そのギミックについて聞いてきましたー
2025.ANCHOR RE8シリーズ(アンカー/RE8)
RE8(ULTEGRA MODEL)
【メーカー希望価格】¥935,000(税込)
【カラー(全色)】FOREST KHAKI、OCEAN NAVY、STONE GRAY
【サイズ(適応身長目安)】390(145-158cm)、420(154-167cm)、450(163-176cm)、480(173-185cm)
RE8(105 Di2 MODEL)
【メーカー希望価格】¥489,000(税込)
【カラー(全色)】FOREST KHAKI、OCEAN NAVY、STONE GRAY
【サイズ(適応身長目安)】390(145-158cm)、420(154-167cm)、450(163-176cm)、480(173-185cm)
RE8(105 MODEL)
【メーカー希望価格】¥379,000(税込)
【カラー(全色)】FOREST KHAKI、OCEAN NAVY、STONE GRAY
【サイズ(適応身長目安)】390(145-158cm)、420(154-167cm)、450(163-176cm)、480(173-185cm)
●フレームセット:メーカー希望小売価格 ¥320,000(税込)
エアロ形状なのに乗り心地が良い理由について
エンデュランスロードは、競技性よりも「長い距離/時間を快適に走る」をコンセプトとしているので、オールラウンドやエアロロードと比較してスピード性能が犠牲になりがち。
その中、RE8は一見エアロロードの様な佇まい。「より速く、より遠くへ」が落とし込まれたエンデュランスロードになっています。
発表を受け最初に思ったのが、「確かに速そうだが、エンデュランスロードとしての乗り心地が疑わしい・・・」でした。
昨今では、カーボンフレームの性能が上がり、エアロロード風なオールラウンダーロード(所謂ピュアロード)を見る機会が増えているとはいえ、さすがにエンデュランスロードでは厳しいのでは?という固定観念もありますが・・・
しかしながら、発表後に続々とメディアや自転車店のSNSで「かなり乗り心地が良い」という評価を見て、2025年モデルで気になる一台になりました!
●乗り心地が良い理由について
1.シートポストの出しろ
まず、単純にトップチューブがスローピングしている事で、シートポストの出ている部分が長い事。それによりシートポスト自体がしなり体への負担を軽減してくれる。
2.ドロップドシートステー
加え、ドロップドシートステーを採用。これにより地面から体への振動を軽減し、反応性アップに貢献。
3.シートチューブの成型
シートチューブがD型断面形状を採用。カムテールによるエアロ効果と振動吸収性に貢献。
この辺りが地面から来る振動に対して効果が発揮されているとの事。特にシートポストの出しろからの影響が大きいとの事!
RE8のULTEGRAグレードには、カーボンシートポストが採用されていますが、105 Di2グレードや105グレードではアルミのシートポストが採用されており、振動吸収性に違いを感じる様です。
とはいえ、シートポストの規格ではANCHOR独自規格では無く、ポピュラーな27.2mm径が採用されているので、ライダーのお好みにカスタム出来るのは嬉しいポイント◎
振動吸収性をガッツリ上げたいのなら、ERGONのCF Allroad Pro Carbon SetBackなんてのもアリ。
手元への振動吸収性は、フロントフォークの影響が大きいとの事でした。
その他にも要所要所でカーボンの質を変えたり、厚みを変える等でも乗り心地を犠牲にしない工夫がされている様です。
RE8のフレーム性能について
フレーム素材はT800とT700のミックス(フォークはT700を採用)
ケーブルフル内装にDi2ケーブルシフト互換。フラットマウントディスク規格・・・等々近代的仕様◎
パイプそれぞれに空力特性に優れたカムテール形状が採用。ドロップドシートステーとも相性が良くかなりのエアロ抵抗軽減に貢献◎
タイヤクリアランスは、38cまで対応できる設計。
剛性バランスに配慮した左右非対称チェーンステー。
因みにフレームセット重量は1480g(無塗装/450mmサイズ/ヘッドパーツ、リアエンド、シートクランプ含む)とエンデュランスロードフレームとしては標準的ではあるが、これだけエアロなフレームと考えると軽量という印象◎(フレーム:1010g、フォーク/380g)
グレード別 スペックについて
●ULTEGRA Di2(7.4kg)
・コンポーネント:ULTEGRA Di2 R8150
・ホイール:DT SWISS ERC1400 45mm
・タイヤ:BRIDGESTONE EXTENZA R1X(700×28C)
・ハンドル:ANCHOR CARBON AERO HANDLE BAR(φ31.8)
・ステム:ANCHOR AERO STEM
・シートポスト:CARBON SEATPOST(φ27.2)
・サドル:FIZIK TERRA ARGO X1
ULTEGRAグレードのスペックでは、バチバチに固められたパーツ構成。ホイールもDTのエンデュランス向けに開発された万能高級ホイール(前後セット約30万円)が採用。
BRIDGESTONE ANCHORのトータルコーディネートに文句なしで今後カスタムを検討されていない方にとってはコスパも優秀モデル◎
●105 Di2(8.5kg)
・コンポーネント:105 Di2 R7150
・ホイール:DT SWISS P1800 23 DISC
・タイヤ:BRIDGESTONE EXTENZA R2X(700×32C)
・ハンドル:ALUMINIUM HANDLE BAR(φ31.8)
・ステム:ANCHOR AERO STEM
・シートポスト:ANCHOR ALUMINIUM SEATPOST(φ27.2)
・サドル:SELLE ITALIA X3
個人的には一番購入しやすい印象のグレード。まとまったスペックで純正の状態でも十分に楽しめ、後々に自分好みのカスタムもしやすい◎
●105(8.9kg)
・コンポーネント:105 R7100
・ホイール:SHIMANO WH-RS171
・タイヤ:BRIDGESTONE EXTENZA R2X(700×32C)
・ハンドル:ALUMINIUM HANDLE BAR(φ31.8)
・ステム:ANCHOR AERO STEM
・シートポスト:ANCHOR ALUMINIUM SEATPOST(φ27.2)
・サドル:SELLE ITALIA X3
価格設定を一番頑張ったと言われるBRIDGESTONE ANCHOR一押しグレード◎フレームセットが¥320,000(税込)に対して105完成車が¥379,000(税込)という設定。
今人気の中華カーボン系のフレームを105で組付したトータル金額並み(組付け手数料除く)。
試走した感想
coming soon・・・(まだ試乗できていないので、でき次第アップします!)
ANCHOR RE8のまとめ
- より速く、より遠くへがテーマとなった速く走れるエンデュランスロード
- 他ブランドと比較して価格設定が良心的
お恥ずかしながら、現段階(2024.09.27)では試走が出来ておらず、お勧めなモデル!とは言えない状況。
ただし、コストパフォーマンスや技術的なお話聞いた限りでは期待値の高いモデルと言えます!
近々メーカーより試乗車が借りられる事になっていますので、インプレッションをアップ出来ればと思います!!